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【MOVIEブログ】祝!ドキュメンタリー映画受賞と本発売!

2日の火曜日、日本映画監督協会新人賞の受賞作品上映会と授賞式がありました。今年の受賞は『ドコニモイケナイ』の島田隆一監督

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2日の火曜日、日本映画監督協会新人賞の受賞作品上映会と授賞式がありました。今年の受賞は『ドコニモイケナイ』の島田隆一監督(写真は監督協会理事長の崔洋一監督と島田監督)。僕はこの作品に深く感銘を受けたので、とても嬉しい結果でありました。

『ドコニモイケナイ』は僕も過去にこのブログで文章を書いています。観る人によって意見は分かれる映画でしょうけれど、非常に気持ちの入った作品であり、監督の執念が感じられる作品です。よくぞ選んだ、監督協会! という感じで、喝采です。

昨年の『エンディング・ノート』に続き、2年連続ドキュメンタリー作品が監督協会新人賞を受賞したことになりますね。今回の審査員メンバーがどこまで自覚的であったかは分かりませんが、現在ドキュメンタリー映画が刺激的なことになっていることは間違いないです。そんな中、現代必見のドキュメンタリー映画を集めて解説するムック本「観ずに死ねるか!傑作ドキュメンタリー88」が発売になりました!

装丁からしてなにやら穏やかならぬ迫力に満ちていますが、編集部の独断によって選ばれた(しかしとても正しい)必見のドキュメンタリー映画が、様々な映画人や作家たちによって紹介されています。いや、紹介というよりは、「極私的作品論」と副題にあるように、評者が作品との関わりを自由に書いたエッセイ集とも呼べる内容で、とにかく作品と評者の組み合わせが絶妙で、各人の文章がとても熱い!

ほんの一例を挙げれば、『ドコニモイケナイ』の執筆は入江悠監督、『監督失格』(平野勝之監督)は成海璃子さん、『ゆきゆきて神軍』(原一男監督)は田原総一郎さん、『阿賀に生きる』(佐藤真監督)は平田オリザさん、「フレデリック・ワイズマン入門」を想田和弘監督、『ボーリング・フォー・コロンバイン』を森達也監督、『人間蒸発』(今村昌平監督)を園子温監督、『いのちの食べ方』を小林政弘監督、『1000年刻みの日時計』(小川紳介監督)を山本政志監督、などなどなどなど、実に壮観なメンバーによる作品解説が88本!

実は、僕も『フラッシュバック・メモリーズ3D』について文章を寄せています。錚々たるメンバーの片隅に入れてもらったのは非常に光栄でありますが、勢いに乗る松江哲明監督について僕が書いて本当に大丈夫なのだろうかとの心配の方が勝っているのは言うまでもありません。が、気合いは入れて書いたので読んでもらえたら嬉しいです。

とまあ、僕のことはともかく、本書は読み物としてもガイドとても抜群に面白いので、是非手に取ってみて下さい。優れたドキュメンタリー映画のエネルギーがページから溢れてくるような本ですから!
《text:Yoshihiko Yatabe》

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