ジブリ・高畑勲も絶賛! アニメーションで描く“老い”、映画『しわ』6月に公開決定

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『しわ』 -(C)   2011 Perro Verde Films - Cromosoma, S.A.
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『天空の城ラピュタ』や『ハウルの動く城』など誰もが知るアニメーション・スタジオとして不動の人気を誇るスタジオジブリ。そんなジブリが、海外の良質なアニメーションを日本で劇場公開させていることはご存じだろうか? これまで、『キリクと魔女』や『夜のとばりの物語』など実に様々な作品がジブリによって日本で紹介されてきた。そして、このほどスペインのアカデミー賞と呼ばれるゴヤ賞で「最優秀アニメーション賞」、「最優秀脚本賞」を受賞した話題作『しわ』を、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリーの提供で6月に劇場公開することが決定した。

かつて銀行に勤めていたエミリオは、認知症の症状が見られるようになり、養護老人施設へと預けられる。同室のミゲルは、お金にうるさく抜け目がない。施設には様々な行動をとり、様々な思い出を持つ老人たちが、日々の暮らしを送っている。エミリオはある日、アルツハイマーのモデストと薬を間違えられたことで、自分もアルツハイマーであることに気づいてしまう。ショックで症状が進行したエミリオのことを思い、ミゲルはある行動に出るのだった…。

原作は、第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門「優秀賞」受賞したスペインの漫画家パコ・ロカが描いた「皺」。この原作を、スペイン人の若き実力派アニメーターで、日本のアニメーションからも強い影響を受けたという、イグナシオ・フェレーラスが丁寧な描写で描いたのが本作『しわ』である。

多くのジブリ作品を手がけ、今秋にも新作となる『かぐや姫の物語』の公開を控えている高畑勲監督は「『しわ』という作品で、アニメーション映画の持つ可能性がまた一つ広がったと私は思っています。元になっているコミックスがまずそうなのですが、この映画は、誰もが無関心ではいられないが、そのくせ、できれば目を反らせていたい“老後”の重いテーマを、勇気をもって扱っています。私はひとりの老人として、人間として、そしていちアニメーション従事者として、映画『しわ』に心から敬意を表します」とコメントを寄せている。

国民総高齢化の時代を迎え、社会問題としてもクローズアップされている「認知症」をテーマにした本作では、誰もがいつかは向き合わなくてはならない「老い」を、温かな手描きアニメーションの手法でコミカルに描いている。どうやって「老い」や「認知症」と向き合えばよいのか。本当に必要なのは「家族」か、それとも「友達」なのか? もしかしたらその答えとなるヒントが、本作で見つけられるかもしれない。

『しわ』は6月22日(土)、新宿バルト9ほか全国にて公開。

(C) 2011 Perro Verde Films - Cromosoma, S.A.
《text:cinemacafe.net》

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