『ストロベリーナイト』竹内結子をめぐる三角関係――心理カウンセラーが分析

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大沢たかお(牧田役)/『ストロベリーナイト』-(C) 2013 フジテレビジョン S・D・P 東宝 共同テレビジョン FNS27社 光文社
  • 大沢たかお(牧田役)/『ストロベリーナイト』-(C) 2013 フジテレビジョン S・D・P 東宝 共同テレビジョン FNS27社 光文社
  • 大沢たかお(牧田役)/『ストロベリーナイト』-(C) 2013 フジテレビジョン S・D・P 東宝 共同テレビジョン FNS27社 光文社
  • 心理カウンセラー・小日向るり子
  • 竹内結子(姫川役)&大沢たかお(牧田役)/『ストロベリーナイト』-(C) 2013 フジテレビジョン S・D・P 東宝 共同テレビジョン FNS27社 光文社
  • 心理カウンセラー・小日向るり子
  • 竹内結子(姫川役)&大沢たかお(牧田役)/『ストロベリーナイト』-(C) 2013 フジテレビジョン S・D・P 東宝 共同テレビジョン FNS27社 光文社
  • 大沢たかお(牧田役)/『ストロベリーナイト』-(C) 2013 フジテレビジョン S・D・P 東宝 共同テレビジョン FNS27社 光文社
  • 心理カウンセラー・小日向るり子
劇場版『ストロベリーナイト』の見どころの一つとして、姫川(竹内結子)をめぐる三角関係が挙げられる。テレビシリーズからずっと姫川を支え続けてきた菊田(西島秀俊)とはいったいどうなるの? 新たに登場する龍崎組の牧田(大沢たかお)と何が起きるの? 複雑に絡み合う事件の謎を追いかける一方で、姫川・菊田・牧田の三角関係は、女性ファンにとって気になるところ。そこで、心理カウンセラーの小日向るり子さんに、なぜ姫川は危険な男・牧田に惹かれてしまうのか? なぜ菊田との関係が恋に発展しないのか? その深層心理について話を聞いた。


──姫川は刑事でありながらも、なぜ極道の世界に身を置く牧田に惹かれてしまったんでしょうか?

小日向:おそらく、姫川と牧田は決して人には見せられないものを抱えていて、それぞれが持っている心の闇が結び付いてしまったんですね。彼女の心の奥底にある“闇”という(人には決して)見せないものが、本能的なところでビビッと感じて彼に惹かれてしまった。牧田の中に自分と同じ感情──殺したいほど人を憎む気持ちを感じたんです。そして、牧田も彼女の本能を察知した。この2人が急激に接近した理由はそこにあると思います。

──本能的に惹かれ合うというのは、すべての女性に備わっているものですか?

小日向:例えば、女性には母性本能があって、危険な男に対してその本能がくすぐられます。自分がその危険から男を守ってあげたい、守ってあげられるのは私しかいない、と思ってしまうんですね。幸せに安定に暮らしたいと思う一方で、女性はどこかに“シンデレラ願望”があるんです。(自分にとっての)王子様がやってきて、トキメク世界、日常とは違うワクワクする世界へ連れて行ってくれるのではないかという、平凡な日常から抜け出したい願望を持っているんです。

──その“非日常”が今回の牧田というわけですね?

小日向:そうなんです。牧田が「非日常」だとしたら、菊田は「安定」なんです。菊田と一緒にいることで安心、安定、やすらぎを得られるけれど、さらって欲しい願望もある。牧田という人物は母性本能とシンデレラ願望くすぐるキャラクターなんですね。

──具体的にそれがよく表れているシーンはありますか?

小日向:シンデレラ願望を例に挙げるなら…ホテルのラウンジでの乱闘の際に牧田のタトゥーが見えてしまって、その場を2人で逃げ切った後のシーンですね。姫川に「あなたは誰なの?」と責められつつも、牧田は彼女に強引にキスをする。ああいう衝動的な男性の本能を見せられると、女性は理性とは違うメスの部分が出てくるものなんです。

──そうなんですね。姫川が牧田に傾かない方法はあったんでしょうか?

小日向:菊田と牧田との対峙シーンで、牧田の「お前に彼女の心の闇は分からない」というセリフを受けて、菊田は純粋があるが故に、自分は牧田のような心の闇を持っていない男だから姫川にこれ以上は近づけない…と思ってしまうんです。もちろん、上司と部下、仕事とプライベートを分けたい性格もあると思いますが、牧田にかなわない…と身を引いてしまう。姫川と牧田は同じ血の匂いを持った同士のような存在だけれど、菊田は姫川が心の奥に氷を抱えているとすると、それを愛で溶かすことができる男。そこに気づいてほしかったです。

──菊田、あと一歩だったんですね…。姫川が菊田の胸に飛び込めなかった理由はあるんでしょうか?

小日向:姫川は心のどこかで汚れた女(レイプをされた女)だから幸せになってはいけないと思っていて、その自制心がものすごく強い。それに似た心理はどの女性もあるもので、何らかの事情があると素直に幸せに飛び込めなくなってしまうことはあります。現代女性の多くは働いて自立している人が多いですよね。自立している女性は特に強くあらなければならない、強く立っていなければならないという意識があって、相手に依存したら迷惑なんじゃないか…と思ってしまいがち。自分も働いていることによって相手の大変さが分かってしまうからこそ甘えられないんです。「養って」と言えない女性は増えています。

──どこまで頼っていいのか、どこからがわがままなのか、その境目が年齢と共に曖昧になっていくのかもしれないですね。そんな姫川タイプの働く女性への恋愛におけるアドバイスはありますか?

小日向:自分一人の人生を楽しく過ごしている(精神状態の)ときに出会った相手とは、依存関係にならない場合が多いです。一人でカフェでお茶をしたり、一人で映画を観たり、そういうときにふと隣にいて楽しいと思える人、そういう相手とはうまくいくものです。なので、失恋などで心が弱っているとき、誰かに頼っていたいと思うとき、そういう段階ではまだ次の恋愛を始めない方がいいかもしれません。

──なるほど! 最後にもう一つ、菊田が牧田の言葉に惑わされずに行動していたら、姫川との関係は変わっていたと思いますか?

小日向:菊田というよりも、やっぱり姫川が菊田にきっかけを与えてあげたらよかったんですよね。家まで送ってもらったときの別れ際、「菊田ちょっと寄っていかない?」と言えたらよかったんですけどね。密室に入ってしまえば、菊田も(もともと抱いていた)愛情が自然とあふれ出てくると思いますから(笑)。でも、彼らの場合は仕事も絡んでいるので、上司と部下の関係を壊したくない思いもあって…。姫川は仕事に恋愛を持ち込みたくない典型的なワーキング・ウーマンの思想を持っているので、なおさら難しいですよね。ただ、そういう姫川の“逃げ出さない”強さに、女性ファンは好感を持ったんじゃないでしょうか。

──女性って複雑ですね(苦笑)。

小日向:そうですね(笑)。女性ってとても贅沢な生き物だからどっちの愛も欲しいんです。牧田のような危険な男に対しては、私を非日常に連れて行ってと願い、と同時に菊田のような男に対しては安心感に包まれたいという思いを抱く──そんな女性の相反する二面性をこの映画はよく表しています。しかも、西島秀俊さんと大沢たかおさんという、どっちに転んでもイケメン俳優というのも女性にとっては嬉しいですね(笑)。

『ストロベリーナイト』DVD&Blu-ray情報

「ストロベリーナイト Blu-rayスタンダード・エディション」
2枚組み/7,980円(税込)

「ストロベリーナイト DVDコレクターズ・エディション」
2枚組み/5,985円(税込)

「ストロベリーナイト Blu-rayスタンダード・エディション」
4,935円(税込)

「ストロベリーナイト DVDスタンダード・エディション」
3,990円(税込)
《text:Rie Shintani》

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