※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

辻仁成が芥川賞作を自ら舞台化『海峡の光』主演は中村獅童、音楽はSUGIZO

246:読売新聞創刊140周年記念の舞台『海峡の光』が、4月11日(金)より、よみうり大手町ホールにて上演される。本公演は、東京・大手町に2014年3月28日より開場する「よみうり大手町ホール」において、こけら落としにあたるオープニングシリーズの演劇公演第1弾となる。

最新ニュース レポート
注目記事
読売新聞創刊140周年記念の舞台『海峡の光』が、4月11日(金)より、よみうり大手町ホールにて上演される。本公演は、東京・大手町に2014年3月28日より開場する「よみうり大手町ホール」において、こけら落としにあたるオープニングシリーズの演劇公演第1弾となる。開場前のこのホールで19日、出演者の中村獅童、片桐仁、原作・脚本・演出の辻仁成が囲み取材に応じ、稽古中の現在の心境を語った。

<中村獅童コメント>
お二人と初めてという感じがせず、毎日楽しく稽古しています。とにかく辻さんの世界観についていくのに必死です(笑)。辻さんの原作・脚本・演出ということで、セリフは多いが、一字一句間違えられないしすごいプレッシャーです。こけら落とし公演ということで、いい劇場だし、精一杯頑張りたいです。

<片桐仁コメント>
毎日が緊張の連続です。辻さんと獅童さんのカリスマ度がすごくて、自分も舞台上で存在感を表せられるか不安ですが、毎日挑戦です。一笑いもないので、稽古中ちょくちょく笑いを入れて怒られています(笑)。辻さんの原作・演出ということで、辻さんが全てを担ってる神様みたいな存在。原作にはない全く新しいパートが半分以上あって、舞台のために相当書き直していました。自分もセリフが多く大変ですが、役を自分のものにしていきたいと思います。

<辻仁成コメント>
“中村獅童で「海峡の光」をやりたい”という話があったのですが、自分は舞台化は無理だろうと言いました。この作品は30代のときの自分にとって代表作だし、大事な作品だったので。しかし、獅童さんに会って、腹をくくりました。この男しかいないと。小説は斉藤が主役ですが、獅童さんが花井をやりたいと言ったので、それを書き直す作業が必要でした。稽古をしていくうちに二人のセリフも増えて、花井は3万字、斉藤も2万字弱あります(笑)。稽古をしてみて、獅童さんと片桐さんが思っていた以上……という言い方は失礼かな(笑)、素晴らしいので、更にもっといいものにしていきたいです。SUGIZOさんに関しては、面識はありませんでしたが彼のバイオリンをたまたま聴く機会があって、素晴らしいと思い人づてに連絡をとりました。彼もぜひに、と言ってくださったので実現しました。今日曲が届いたのですが、すごかったですよ。

原作は、作家・辻仁成の代表作かつ最大のヒット作でもある芥川賞を受賞した同名小説。辻本人こだわりの作品であり、これまで映像化・舞台化されていなかったが、この度、本人の脚本・演出で舞台化。辻は、作家、映画監督、ミュージシャン、そして、舞台演出家としても活動しており、既存の演劇人には無い独特の世界感と斬新な作風で、演劇の新しい形を提案し続けている。

『海峡の光』は、かつてのいじめられっ子が刑務所の看守、いじめっ子がその受刑者となって立場が逆転、18年ぶりに函館刑務所で偶然再会するという物語。心に潜む闇や人生の暗部を描いた名作として知られ、複雑な精神世界を青函海峡に擬え描いている。受刑者・花井修を演じるのは、現代演劇界の旗手として大活躍中の中村獅童。今回、辻仁成との強力な初タッグが実現する。刑務所の看守・斉藤を演じるのは、バラエティ・映画・舞台など、ジャンルを問わず活躍する片桐仁。また、斉藤の妻などを村川絵梨が演じる。音楽はLUNA SEA、X JAPANのギタリストとして知られるSUGIZOが担当する。

■『海峡の光』
2014年4月11日(金)~4月29日(火・祝)よみうり大手町ホール
《編集部@テレビドガッチ》

関連記事

特集

【注目の記事】[PR]

特集

page top