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「ニルヴァーナ」がロックの殿堂入り

10日(現地時間)に開催されたロックの殿堂の受賞式で「ニルヴァーナ」が殿堂入りを果たした。同式典では20年前に自殺を遂げたカート・コバーンの妻コートニー・ラブが…

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10日(現地時間)に開催されたロックの殿堂の受賞式で「ニルヴァーナ」が殿堂入りを果たした。同式典では20年前に自殺を遂げたカート・コバーンの妻コートニー・ラブが、デイヴ・グロールとクリス・ノヴォゼリックと抱き合って喜びを表した。ブルックリンにあるバークレーセンターで開かれた同式典でコートニーは、カートがまだ忘れられていないことを喜び、カートの元バンドメンバーとハグをして「カートがいまここにいて、ハグができたらよかったのに」と語った。

ベースのクリスは「『ニルヴァーナ』のファンが毎日のように俺のところにきて、俺らの音楽をありがとうって言ってくれるんだ。それを聞くとき、カート・コバーンのことを思うよ」と話した。その後、「R.E.M.」のマイケル・スタイプやジョーン・ジェット、さらには、ロード、セント・ヴィンセント、キム・ゴードンらがクリスとデイヴに加わり、同バンドのヒット曲「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」を披露した。

また、同式典では、「KISS」のオリジナルメンバーであるポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、ピーター・クリス、エイス・フレーリーらも殿堂入りを果たし、「レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン」のトム・モレロがメイクアップを施していない4人を壇上へと導き、「KISS」が好きという理由で自分がどれだけいじめられたかというエピソードを話した。「今夜は、高校生のいじめっ子たちと評論家が間違っているということが証明されるんだ。『KISS』のファンが正しいんだよ」。

さらに、同式典ではブルース・スプリングティーンが自身の「E・ストリート・バンド」に殿堂入りの名誉を授与したほか、追賞でサックスのクラレンス・クレモンズやキーボードのダニー・フェデリーシも称えた。「俺らは歳を取り、病気をして一緒に死ぬ。問題があったときは互いに助け合ったし、そして、多かれ少なかれ、互いを傷つけたよ。最後には切っても切れない関係になっていたよ」。

そのほか、ピーター・ガブリエル、ホール・アンド・オーツ、元キャット・スティーブンスとして知られるユスフ・イスラム、リンダ・ロンシュタットらも殿堂入りを果たしている。リンダは体調不良のため、式典に出席することはできなかったが、代わりにリンダのヒット曲の数々をキャリー・アンダーウッド、エミルー・ハリス、ボニー・レニット、シェリル・クロウ、グレン・フライ、スティーヴィー・ニックスらが披露した。

また、ビートルズのマネージャー、故ブライアン・エプスタインとザ・ローリング・ストーンズのマネージャー、アンドリュー・ルーグ・オールダムら、ミュージシャンのマネージャー陣初の殿堂入りを果たしている。

毎年恒例の第29回ロックの殿堂入りの模様は、HBO局より5月31日に放映される予定だ。

(C) BANG Media International
《シネマカフェ編集部》

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