【シネマVOYAGE】ジャズに浸りながらレトロな旅を…『ストックホルムでワルツを』

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『ストックホルムでワルツを』ポスタービジュアル (C)StellaNova Filmproduktion AB, AB Svensk Filmindustri, Film i Vast, Sveriges Television AB, Eyeworks Fine & Mellow ApS. All rights reserved.
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北欧と言えばインテリア雑貨というほど日本でもその可愛さやお洒落さが注目を集めています。が、インテリア雑貨だけでなく、北欧の映画もおすすめなんです。名作として映画史に刻まれている名匠ラッセ・ハルストレムの『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』を始め、今年公開した『シンプル・シモン』や『なまいきチョルベンと水夫さん』などはスウェーデン発の映画。

そして、現在公開中の『ストックホルムでワルツを』は、スウェーデンが生んだ世界的ジャズシンガー、モニカ・ゼタールンドが歌手として頂点を極めるまでを描いた、実話を基にした映画です。モニカ役に抜擢されたのは、モニカとそっくりなエッダ・マグナソン。スウェーデンを拠点に活躍している歌手で、この映画で女優デビューを果たしています。

物語で描かれるのは、女手ひとつで娘を育て、電話交換手をしながらジャズ歌手として成功することを夢みるモニカの人生の一部です。周りからどんな批判があっても、挫折しても、何度でも立ち上がり前へ進んでいく姿はとても力強く、諦めない勇気が伝わってきます。

そんな波瀾万丈のサクセスストーリーだけでなく、先に挙げたように、北欧の街並やインテリア、あらゆるデザインが素敵! しかも物語の舞台は1960年代。50~60年代は北欧デザインの全盛期真っ只中であるだけでなく、ファッション界ではミニスカートが流行。そんな時代のレトロでお洒落なファッションも満載でみどころになっています。ちなみに、雑貨でいうと、モニカの実家のキッチンなどに出てくるカップなどはヴィンテージを使っていて、購入もできるそうです。

お洒落な北欧の町は、現代に生きる私たちにとって魅力的。モニカが歌うジャズクラブもお茶を飲んで過ごすカフェも、首都ストックホルムの街は本当に絵に描いたよう。実際に行ってみたい! と旅ごころをくすぐられます。

また、モニカの故郷、ストックホルムから300km離れた小さな田舎町、ハーグフォッシュは原風景の広がるのどかな町。都会とはまた違う意味でとても魅力的です。けれど、モニカのセリフにハーグフォッシュは「ちっぽけな町」とあるように、彼女にとっては魅力的とは言えないんですね。自分が生まれ育った愛すべき町ではあるけれど、夢を叶えるために飛び出したい町でもある。モニカが何度も行き来したハーグフォッシュとストックホルム、300kmを実際にドライブしてみるというのも、この映画ならではの旅になるでしょう。

ストックホルムを旅した際に訪れてみたい映画のロケ地は「Café Valand(カフェ・ヴァーラント)」と「Nalen(ナーレン)」です。モニカがスウェーデン語でジャズを歌うきっかけとなるシーンで使われているのが「Café Valand」。1954年創業の老舗カフェです。「Nalen」は1888年に建てられた歴史あるライブホール。襟付きの黒いコートチックなドレスを着たモニカが「歩いて帰ろう」をスウェーデン語で歌ったライブ風景が撮影されました。

時間とお金に余裕があるなら、ストックホルムからニューヨークという旅もありです。ジャズ評論家にその歌唱力を認められて、冒頭はマンハッタンのジャズクラブ「Swing 46」で歌い、エンディングでは再起をかけて「LENOX LOUNGE」で歌うモニカ。ハーグフォッシュ→ストックホルム→ニューヨークという経路で『ストックホルムでワルツを』をなぞる旅。

決して近い距離ではないですが、それでもモニカは町から街へ旅を続けた──それは歌うことへの情熱ゆえ。とてつもない情熱を持っているからこそ、彼女が歌う歌が人の心に突き刺さるんです。そんなモニカの情熱を感じる旅になりそうです。もちろん、長旅のおともにはモニカ・ゼタールンドの歌を忘れずに!

また、今月の12月20日(土)と21日(日)の2日間にはモニカを演じた歌手のエッダ・マグナソンがブルーノート東京で歌うので、東京で北欧を感じるのもいいですね。
《text:Rie Shintani》

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