【インタビュー】刑務所生活は夢のように楽しい!?「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」女優が吐露

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「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」ラヴァーン・コックス、ウゾ・アドゥバ/photo:Yuko Kosugi
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9月からいよいよ日本に上陸した、世界最大のインターネット映像配信サービス「Netflix」。バラエティに富んだコンテンツの中でも注目したいのが、NetflixオリジナルTVシリーズ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」だ。アメリカでベストセラーになったノンフィクションを元に、裕福な女性が突然経験することになった刑務所生活を通して、塀の中の女性たちを描いたドラマは配信スタートと同時に大ヒット、エミー賞や全米映画俳優組合(SAG)賞などに輝いた。今回、同作に出演しているウゾ・アドゥバとラヴァーン・コックスが来日し、話を聞くことができた。

お嬢様育ちのヒロインをはじめ、オレンジ色の囚人服を着た女性たちはそれぞれ多様な背景を抱えている。だからだろうか、文化や言葉の違いを超えて共感できる作品だ。元は男性だったが、今は女性として服役するソフィアを演じるラヴァーンも、そこが作品の魅力だと語る。「必ずしも同じような経験をしていなくても、共感できて応援したくなるようなキャラクターたちでしょ。何よりも、クリエイターのジェンジ・コーハンと脚本を手掛けているチームの皆さんのおかげだったと思うわ」。

エキセントリックな行動で周囲から浮いてしまいがちなスーザン役のウゾも「私も“!”をいくつも付けたいくらい大好き。芸術性と社会的な変革をちゃんと結び付けているし、メッセージ性はあるけど、重くなりすぎずに描いている。私自身、一視聴者として見るのがすごく楽しいわ」と同意する。

現在配信されている第3シリーズまで通して、物語は囚人同士の人間模様からセクシュアリティや人種差別、虐待や薬物問題などにも果敢に切り込んでいく。過酷なテーマも扱う作品だが、撮影現場は意外にも明るい雰囲気だという。「撮影が始まった当初は、以前からの知り合いは2人しかいなかったけど、今では本当にみんな仲良しで、彼女たちのいない生活なんて考えられない」とウゾ。「あんまり言うと、嘘だと思われそうだけど、本当に夢のように楽しい現場よ」。するとラヴァーンも「そう。ゴスペルを歌ったり、90年代のR&Bで踊ったりしてるのよ」と付け加える。

劇中では、刑務所内で美容師として囚人たちの髪をスタイリングするソフィア同様、この日もゴージャスなラヴァーン。実は彼女自身もトランスジェンダーだ。ソフィアの過去が描かれるエピソードではジョディ・フォスターが監督を務めた。「今でも話しているだけで、こみあげてきちゃう」と言うラヴァーンは「夢がかなった瞬間だったわ」とジョディとの仕事を振り返る。「女優としても監督としても、昔から尊敬している人だったから。あのエピソードでジョディと仕事することができて、女優としてのみならず1人の人間として変われたと思うの。それにウゾはあのエピソードでエミー賞も受賞したのよ」。

一方、こちらも劇中とは180度違う落ち着きと思慮深さが魅力的なウゾは、スーザンというキャラクターについて「とても情熱的で、どんな感情もフルに表現する女性」と語る。「思いっきり愛して、憎んで、傷つく。たぶん傷つく部分が一番深いのかも。素のままに生きるピュアな女性ね。私自身はそこまで極端じゃないけれど、自分に誠実であるという点は共通すると思う。ありのままでいるところね」。役との共通点についてはラヴァーンも「どの役でも、自分自身の要素はある程度注入するものよね」と言う。「ただ、男性として妻子もいたソフィアの過去と私自身は大きく違うのも事実。そして、自分の信念を持っていて、そのためには戦うという部分は共通しているところね」。

アメリカでは来年にシーズン4の配信も決定済み。1つの役を何年も演じ続けていくのはどんな感覚だろうか。「もう3年以上になるかしら。うれしいことに、毎回いろいろな試練が来るのでチャレンジのしがいがあるわ」とラヴァーン。「同時に、今や視聴者の方々の思い入れもわかるので、責任も感じるの。それはとても幸せなことだと思う」。ラヴァーンともども、本作出演で大きく注目されるようになった現状について「すごくうれしいけど、もてはやされることと演じる仕事についてははっきり線を引くようにしている」と言う。「撮影現場はある種、神聖な空間なの。共演者もみんな最初からずっと一緒で、原点というか、守るべき大切な場所。その空間を大事に撮影しているわ」

そして最後に、「これだけ女性たちのさまざまな面をちゃんととらえて、キャラクターとして仕上げている作品はめずらしいと思う。そこをぜひ楽しんでもらいたいわ」と笑顔で締めくくった。
《text:Yuki Tominaga/photo:Yuko Kosugi》

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