【シネマ羅針盤】巨人を駆逐?『ヒロイン失格』“いましかない”キャスティングで成功

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山崎賢人&桐谷美玲&坂口健太郎/映画『ヒロイン失格』(C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社
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  • 坂口健太郎『ヒロイン失格』(c)2015 映画 「ヒロイン失格」製作委員会 (c)幸田もも子/集英社
  • 胸キュン7/映画『ヒロイン失格』 (C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社
  • 桐谷美玲×坂口健太郎/『ヒロイン失格』撮影現場にて
  • 胸キュン3/映画『ヒロイン失格』 (C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社
  • 映画『ヒロイン失格』(C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社
  • 映画『ヒロイン失格』(C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社
ワーナー・ブラザース映画は9月19日(土)から全国268スクリーンで封切られた配給作品『ヒロイン失格』が、9月23日(水・祝)までの5連休で動員67万1,636人、興収7億6,000万円を記録し、今年のシルバーウィーク興行でナンバーワンの数字をたたき出したと発表した。

週末2日間での興行ランキングでは、『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』に次いで第2位につけた本作。メインターゲットである女子中高生に加えて、シルバーウィーク後半には男子校生のグループや子どもを連れた母親など徐々に客層を広げ、興収も日を追うごとに右肩上がりとなった。客単価は約1,130円と決して高くないが、追加料金が生じるIMAX、4DXなどの興行がウリである『巨人』を“駆逐”する勢いなのだ。

正直、本作の公開が発表された今年1月の段階では、ここまで人気を博すとは予想できなかったし、「また、胸キュン映画か」程度の認識だった。しかし、8月末に渋谷で行われた完成披露試写会を取材し「これはものすごく当たるんじゃないか」と遅ればせながら実感した。とにかくファンの盛り上がりがすごい! 理由はもちろん、出演者である桐谷美玲、山崎賢人、坂口健太郎の人気ぶり。特に山崎&坂口コンビへの黄色い歓声はすさまじかった。

要はキャスティングが見事ハマったということだが、単純に「人気者を揃えました」というだけじゃなく、公開時期とふたりの人気が沸点を迎えるタイミングが完璧に一致した稀有なケースなのだ。今年に入り(つまり『ヒロイン失格』公開が発表された後)、山崎は連続テレビ小説「まれ」と「デスノート」のL役で一気にブレイクし、“塩顔王子”の異名をもつ坂口も本作を含め、今年だけで6本もの出演映画が公開されるという売れっ子ぶりだ。

こうした状況を将来的に見据えて、1年前でも1年後にも不可能な“いましかない”キャスティングの妙を見せつけた『ヒロイン失格』。総じて胸キュン映画は、味付けが甘すぎるが英勉監督(『高校デビュー』『行け!男子高校演劇部』)による登場人物のコンプレックスをうまく料理する手腕が光り、女子に限らず、男子や親子連れも照れずに楽しめる内容に仕上がっている。最後になったが、コメディエンヌとして完全に開花した桐谷も称賛に値する。

『ヒロイン失格』は全国にて公開中。
《text:Ryo Uchida》

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