【シネマモード】ヒラリー・スワンク、限りある命を「祝福するべき」
最新作『サヨナラの代わりに』で、製作、主演を務めるヒラリー・スワンク。今回は、第28回東京国際映画祭へ参加するため、10年ぶりに来日したヒラリーを直撃してきました…
最新ニュース
コラム
-
『オクニョ』出演女優、がん闘病の末に…31歳の早すぎる別れに悲痛の声
-
ヒラリー・スワンク、10年ぶり来日を満喫!歌舞伎、箱根、渋谷…「もちろん和食もね」
-
ホラー&サスペンスジャンルの可能性とは?「人間を掘り下げていくことが“怖さ”に繋がる」【PR】
ヒラリーといえば、30歳までにアカデミー賞主演女優賞を2度も受賞している演技派中の演技派。オスカー受賞作『ボーイズ・ドント・クライ』と『ミリオンダラー・ベイビー』でそれぞれ、性同一性障害に苦しむ若者、過酷な運命を生きる女性ボクサーを演じ、高い評価を得ています。
これまでにも難役に挑んできた彼女ですが、今回は筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発病する女性ケイトを熱演。社会に声が届きにくいマイノリティを演じるということはデリケートな問題もはらんでいますが、どんな役を演じる際にも“人間”を演じることには変わりはないといいます。
「誰の中にも、どんな役の中にも人間性を見出すようにしているわ。どんなことに相対していても、どんな言語を話していても、どこから来ていようとも、誰にでも乗り越えなければならない障害がある。その大小は様々だけれど、つらいことは誰の中にもあるはず。だからどの役を演じるときも、より普遍的な要素を通して演じるようにしています」。
逆境を乗り越えた経験は?
「育ったのがあまり裕福な家庭ではなかったから、階級間の格差を子どもながらに感じていました。ALSのような末期的な病気とは全く違うけれど、子どものときに自分は社会のアウトサイダーだと感じていたし、自分が社会に属していないと感じたこともあった。それが当時の自分を形作っていたの。そのせいか、お金に価値を置かないようになったわね。一番大切なのは、お金じゃないんだと。誰かを、お金やステイタスで決めるようなことは良くないとね。子どもの頃は何が正しいかが分からなくても、大人になればそれは自ずと分かってくるものよね」。
アーティストとして、これまでの経験の全てを使っていると言うヒラリー。
「だからこそ、人生の瞬間瞬間をめいっぱい生きなきゃいけないと思っているの。様々な体験があるからこそ表現できるのが、ストーリーだと思っています」。
素敵な人生訓も多く登場する『サヨナラの代わりに』。特にお気に入のシーンを聞いてみました。
「一番好きなのは、自分で呼吸することもままならなくなり、自分の身体の中にいるのすら辛いというケイトと、彼女の世話をするもうひとりのヒロインであるベックが一緒に叫んでくれるシーン。本当の自分を、あるがままの自分を見てくれる人がいることの美しさが綴られているわ」。
信頼で結ばれたケイトとベックの関係も、本作の見どころ。
「二人合わせて理想の女性と言えるかも。ケイトは控えめで正確無比、ベックは自由奔放で何物にも縛られない。時には控えめに、時には自由に。必要なときは努力し、遊ぶときは思い切り。どちらも大事。月と太陽のような存在の二人は、お互いに補完し合っていると思います」。
父親の看病をするため、この10月まで1年間のオフをとっていた彼女にとって、本格再始動ともなった今回の仕事。あらためて、演じる喜びを感じたよう。
「どの役を演じることも私にとっては贈り物だし、私の人生観を変えてくれるわ。ものの見方を変えるきっかけになる。ほかのキャラクターの立場に立ち、彼らの目から世界を観ることができるから、それによって成長できるはず。もし、それができないなら、その人に問題があるのね(笑)」。
今回あらためて感じたのは、限りある命を生きる覚悟。
「誰もに期限がある。それが悲しいことと感じるのではなく、いまこの瞬間を祝福するべき。朝起きて、生きていることをあたりまえのように感じずに、感謝すること大切。毎朝、悲観的になるなんてもったいない。明日、何が起きるか分からない。だから、毎日が大切な誰かに大切なことを言うチャンス、精いっぱい生きるチャンスに溢れていると考えているわ。そしてその時がきたら、自分の生を精一杯いきられて満足だったと思える生き方をしたいと思っているわ」。
笑顔とユーモアを絶やさない、気さくなヒラリー。オスカー女優の風格を漂わせながらも、ストレートに自分の考えを話したり、過去を隠さず明かしたりするあたりに、親しみやすさを感じさせる、そんなところも魅力の秘密なのでしょう。
メイク:YOSHi.T for MONDO (AVGVST)
ヘア:Ken Yoshimura@AVGVST
コメント欄を非表示
three dots/アパレル販売/レディス・メンズ/福利厚生充実
八木通商株式会社
- 東京都
- 年収300万円~400万円
- 契約社員
一般事務・OA事務/六本木テレビ局で営業事務#視聴数カウント#残業ほぼナシ
株式会社トラストネットワーク
- 東京都
- 月給28万円~
- 派遣社員
ZOY/アパレル販売/レディス・メンズ/福利厚生充実
タキヒヨー株式会社
- 東京都
- 年収300万円~320万円
- 正社員
CHARLES & KEITH/アパレル・セレクトショップ・小物販売/店長・サブ/福利厚生充実
Charles & Keith Japan合同会社
- 東京都
- 年収350万円~430万円
- 正社員
FUN/アパレル販売/レディス/福利厚生充実
株式会社TRINITY
- 埼玉県
- 年収280万円~390万円
- 正社員
Abahouse Devinette/アパレル販売/レディス/福利厚生充実
株式会社アバハウスインターナショナル
- 東京都
- 年収260万円~350万円
- 契約社員
※誹謗中傷・差別的発言・ヘイトスピーチは削除や利用制限などの対象となります。コメントを投稿する際は「利用規約」を必ずご確認ください