【インタビュー】「とと姉ちゃん」向井理、6年ぶりの“朝ドラ”は進化している

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向井理「とと姉ちゃん」
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生活総合雑誌「暮しの手帖」(暮しの手帖社)を創刊した大橋鎭子と花森安治の軌跡をモチーフに、4月から始まったNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」。10歳のころに父親を病気で亡くした後、家族を守るため「とと(=お父さん)」になると宣言した三姉妹の長女・小橋常子を高畑充希が演じている。

父親の死後、母親と三姉妹の4人家族となった小橋家は、静岡・浜松から東京に移り住んだが、その小橋家にふらりとやってきてはすぐに去っていく一風変わった人物がいる。亡くなった父親の弟・小橋鉄郎(三姉妹にとっては叔父)で、演じるのは向井理。「ゲゲゲの女房」(2010年上半期)以来6年ぶりの朝ドラ出演となった向井さんが、「とと姉ちゃん」に参加して感じた朝ドラの「進化」と、ヒロインに抜擢された高畑さんへの期待を語った。

鉄郎は生まじめだった兄とは違って、定職に就かず、一獲千金を夢見て、砂金、うなぎの養殖、カブトムシの販売など、あちこちに手を出しては失敗ばかりしている風来坊。小橋家のいる場所に突然やってきては、引っかき回して去っていく。三姉妹からは「定職に就いて下さい!」と説教されてしまうという人物だ。

そんな鉄郎を演じていて、向井さんは、「思い返すと、あまりやったことがない役なので新鮮です。明るい役なので気楽にやれますね。嫌われないようにやらなければならないと思いますけど、どこか『面倒くさいな』と思われるような調子のいい役です。こっちも調子が良くなるので、楽しいです」と心境を明かす。

ヒロイン役の高畑さんについては、「すごくまじめな方ですね。出来上がっている感じがしますので、僕が何かを言うことはありませんが、本当にしっかりしています」と絶賛。一方では、「高畑さんはブレないから、ブレさせるのが大変です」とも。イタズラ心を持ちながら役に挑む向井さんは、高畑さんを“ブレさせる”ためにアドリブを行うこともあるそうで、「高畑さんをドキッとさせたいなと思って、顔が近づいたときに、本番だけウインクをしたことがあります。高畑さんは、固まっていましたけど(笑)。でも、それがキュートでした」と撮影現場での一幕を回想し、「お芝居もしっかりしています。ただ、あたふたしなければいけないときがあります。NGになってもいいので、肩の力を抜いてやってもらいたいなというときに、僕みたいなキャラクターがいると便利なのかなと思います」。

朝ドラに出演するのは、ヒロインの夫である村井茂(水木しげる)役を演じた「ゲゲゲの女房」以来6年ぶりとなる向井さん。「とと姉ちゃん」に参加して、朝ドラが「進化している」と感じたそうだ。「とと姉ちゃん」は「ゲゲゲの女房」と同様に「派手さと言うよりは、台本の良さを繋いでいく作品」とするも、ドラマとしての総合的なクオリティという観点では「いままでとは計量が違う作品だなと思います」と驚きを明かした。「技術的なものやテクニックだけではなく、カメラの性能だったり、色々なもののクオリティがどんどん上がっているなと思います。現場で見ていて分からないことを、オンエアされたものを見て発見することもあるので、オンエアがとても楽しみです」。

劇中では、浜松時代に、闘病中のため家族で花見に行くことができず残念がっていた父親を励ますため、常子たちが花が散った桜の木に、布で作った花びらを満開に取り付けた場面があった。向井さんは、「布で作った桜の木を撮ったり、ああいうのはいままではなかったな」と感慨深そうに思い返していた。

風来坊とはいえ、父親を失った小橋家にとっては唯一の男の親類となった鉄郎。行動力はあるものの一本気で生まじめな面もある常子では想像すらできないことを、さらりと口にしたりもする。そんな鉄郎が今後、小橋家とどう係わり、常子にどんな影響を与えていくのか。向井さんが演じる鉄郎にも注目したい。
《竹内みちまろ》

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