築地市場に密着した映画『築地ワンダーランド』、シアトル国際映画祭で上映! 「感動した」

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『TSUKIJI WONDERLAND (築地ワンダーランド)』
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2016年11月、80年の歴史に幕を下ろし移転する築地市場を、1年以上も密着し初映画化する『TSUKIJI WONDERLAND (築地ワンダーランド)』。この度、5月19日(現地時間)より開催されている「第42回シアトル国際映画祭」にて、本作の監督である遠藤尚太郎が登壇した。

世界一の魚市場<TSUKIJI>。初めて1年4か月にわたる長期撮影が許され、カメラが捉えた知られざる市場の姿、そして人々の息づかいと心揺さぶる生き様を捉えた築地市場初の映画が本作。使命感を持って働く魚のプロフェッショナル<仲卸>の日々の営みや彼らを取り巻く人間模様を、築地の四季と共に美しい映像で紡ぐ。世界中の料理人から旅行者まで魅了してやまない“TSUKIJI”の真の姿が初めて浮き彫りになる――。

今回本作が出品されている「シアトル国際映画祭」は、世界85か国から長編&短編映画、合計421本が集まり上映。北米最大かつ最高の動員数を誇る映画祭だ。現地時間の5月19日~6月12日の25日間行われ、今年で42回を迎える。

5月31日、SIFF Cinema Uptownにて本作のワールドプレミア上映が行われた。そこは、シアトル市中心街にほど近いオシャレな街、クイーンアンの目抜き通りに立地する昔ながらの映画館。いまや世界遺産となった和食の全米でのブームをけん引するシアトルとあって、この日のチケットはすでに完売。それにもかかわらず、観客は開場前から席の確保に角をひとつ曲がるほど長い列を作っていた。観客は老若男女幅広い層で、地元メディア、レストラン関係者、日本への旅行あるいは滞在経験者、高齢の日系人などの姿も見られ、220席ある会場は満員となり、大きな熱気に包まれた。上映前には遠藤監督が登壇し、同じシーフードの街であるシアトルで世界初公開となった縁を喜び、感謝の言葉と共に同作の記録的価値、そして単なるドキュメンタリーに終わらない映画としての厚みなど作品への思いを熱く語った。

そして上映が始まると、満員の会場からは、日本らしい四季折々の風景や美しい魚料理に感嘆の溜息が漏れ、市場で働くプロフェッショナル達の粋な会話やユーモアに、関心や笑い声が上がり、市場ならではのマグロを扱うシーンや、せりのシーンでは大きな反応が。また、エンドクレジットが流れ始める前から沸き起こった大きな拍手と共にスタンディングオベーションが沸き起こっていた。さらに観客の間では、「素晴らしかった」の声が重なり、異国の地・アメリカで多くの人に本作が認められたことを示していたようだ。

上映後の質疑応答には、監督やプロデューサー陣のほか、この日のためにボストンから駆け付けた映画にも出演する文化人類学者でハーバード大学のテオドール・ベスター博士も参加。一番難しかったことは? という質問に遠藤監督は「すべてのことが大変でした。まず、パソコンにある約600時間を私が編集したのでまとめる作業が大変でした」と語った。また、テオドール博士の本に感動し、連絡をとることを決めたと話す遠藤監督の言葉を受け、テオドール博士は「私の本を楽しんで読んでくださって満足しています。奥田プロデューサーからの1通のメールがきっかけで繋がりました」と出会うきっかけを明かしていた。

なぜ築地市場は閉鎖されるのか? という問いには「移転する理由は色々あります。まず老朽化、時代遅れになってしまった設備、新しい時代に求められている物流により適しているなどの理由が挙げられます。個人的には悲しいですし、移転して欲しくないんですけど、時代のニーズの面に際して仕方がないことかなと思っています。新しい市場が楽しみです」と語り、テオドール博士は「映画では触れていないのですが移転に関してはいくつかの抗議もありました。しかし築地市場が移転を決定した大きな理由のひとつに2020年の東京オリンピック開催に向けて東京の街を再構築するプロジェクトの一部に築地も入っている事も挙げられると思います」と海外の人たちに向けて分かりやすく説明していた。

今回の上映を観た観客は「アメリカにいる日本人として誇りに思う。自分がまさに和食を通してアメリカ人に知ってもらいたいと思っていることがたくさん詰まっている映画。築地市場に深く入り込んで撮影していることに感動した」(俵裕和「懐石料理人/WA'S Kitchen」)。「すべての五感を刺激する映像で楽しませてくれた。匂いだけがなくて残念(笑)」「築地市場における魚のクオリティーの追求には頭が下がる。感動した」などと絶賛の声が挙げられていた。

『TSUKIJI WONDERLAND (築地ワンダーランド)』は10月1日(土)より築地東劇先行公開、10月15日(土)より全国にて公開。
《cinemacafe.net》

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