永瀬正敏×河瀬直美監督『あん』の黄金コンビが再び! 『光』来年公開へ

映画

世界的評価を受ける河瀬直美監督の最新作『光』が、来年公開されることが決定。主演に俳優・永瀬正敏を迎えることも分かった。

“映画”というもうひとつの人生を観客と共有するべく音声ガイドの制作にたずさわる美佐子。視覚障碍者向け映画のモニター会で弱視のカメラマン、雅哉と出逢う。映画の光に導かれるように2人は、音声ガイドの製作過程で衝突を繰り返しながらも互いの心をゆっくりと通わせていく――。

本作の監督・脚本を務めるのは、世界最高峰のカンヌ映画祭では『萌の朱雀』で新人監督賞カメラドールを、『殯の森』で審査員特別大賞グランプリを受賞した河瀬監督。主演には、第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門のオープニングとして正式出品された『あん』に続いてのタッグとなる、国内外で活躍する俳優・永瀬さんが務め、ヒロインには新進女優として注目を集める水崎綾女が抜擢された。

『あん』では、樹木希林演じる徳江の生き様に影響を受けながら、人生を切り開いていく千太郎を演じ、その演技に世界中の人々が心を震わせたが、本作では、弱視の主人公・雅哉という葛藤の中で希望の光を求めさまよう男を演じる永瀬さん。役作りにおいては、撮影の20日前には奈良に入り、実際の雅哉のマンションで暮らし始め、雅哉の部屋を作っていったそう。「部屋の写真は全て自分が撮りだめてきた未発表のものを使用しました」と細部にまでこだわっていると話し、「視覚障害を持つ4~5人の方とお会いし、その生活を拝見させていただいたり、自分自身で出来ることとしては、決められたコースを目をつぶって歩くことを繰り返したりしながら、準備しました」とコメントしている。

また、ヒロインとして河瀬監督に見出されたのは、タナダユキ監督の『俺たちに明日はないッス』で銀幕デビューを果たし、『マイ・バック・ページ』『つやのよる』『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』など様々なジャンルの作品に出演してきた水崎さん。本作では、バリアフリー映画の音声ガイドとして、その光の中に生きる意味を見出していく女性・美佐子役で、これまでの役柄とは異なる、新たな一面を見せていく。水崎さんは「撮影が始まっても、私だけ脚本をもらえていないのですが、24時間美佐子として生活することで、不思議とすんなり台詞が出てくるのです」と話し、「ストーリーの先が分からない分、予想がつかないけれど、順撮りをしているので、美佐子の気持ちがどんどん積み重なっていくという初めての経験をしています」と撮影中の様子を明かした。

「『あん』で初めて音声ガイドをつくったときに原稿確認をしたのですが、音声ガイドそのものが、表現として素晴らしいものだと思いました」と本作の着想を得たきっかけを話す監督。永瀬さんとは、また一緒に映画を作りたいと話していたそうで、「実際に、永瀬さんのカメラマンとして活躍ぶりを見てきたので、今回の役柄は彼しかいないと思っていました」と絶大な信頼を寄せている。

なお、美佐子と同じ職場の上司・智子役と劇中映画『その砂の行方』の女優役を、舞台から映画・ドラマへ活躍の場を広げる神野三鈴、『その砂の行方』の主演と監督役を藤竜也が演じる。

『光』は2017年、公開予定。
《cinemacafe.net》

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