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【予告編】浅野忠信、バツイチ・再婚の不器用な父親に『幼な子われらに生まれ』

直木賞作家・重松清が1996年に発表した傑作小説を、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎 寺島しのぶらで映画化した『幼な子われらに生まれ』。“普通の家庭”を築けない

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『幼な子われらに生まれ』 (C)2016「幼な子われらに生まれ」製作委員会
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直木賞作家・重松清が1996年に発表した傑作小説を、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶらで映画化した『幼な子われらに生まれ』。“普通の家庭”を築けない不器用な大人たちがアンサンブルを織りなす本作から、予告編と場面写真が到着した。

バツイチ、再婚。一見、良きパパを装いながらも、実際は妻の連れ子とうまくいかず、悶々とした日々を過ごすサラリーマン、田中信(浅野忠信)。妻・奈苗(田中麗奈)は専業主婦。信はキャリアウーマンの元妻・友佳(寺島しのぶ)との間にもうけた実の娘と、3か月に1度会うことを楽しみにしているとは言えない。

実は、信と奈苗の間には新しい命が生まれようとしていた。血のつながらない長女はそのことでより辛辣になり、「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」と言い放つ。いまの家族に息苦しさを覚え始める信は、怒りと哀しみを抱えたまま、半ば自暴自棄で長女を、奈苗の元夫・沢田(宮藤官九郎)と会わせる決心をするが…。

解禁となった本予告は、原作者の重松さんの、「原作を書いたのは21年前でした。でも、映画は『いま』の物語になっていました。それが原作者としてなによりうれしい。最高の勲章です」という21年越しの想いがあふれるコメントから始まる。『ヴァイブレータ』『共喰い』などの脚本家・荒井晴彦が重松さんと映画化の約束を交わし、その脚本が『しあわせのパン』『繕い裁つ人』などの三島有紀子監督の手に渡り、ついに実現したのが本作だ。

父親になろうとしても妻の連れ子とはうまくいかない主人公を浅野さんが演じ、新しい子どもが生まれれば、何もかもうまくいくと信じているマイペースな現在の妻を田中さん、再婚した相手が末期ガンとなり、実は後悔だらけの人生を送っている主人公の元妻を寺島さん、家族を捨てた妻の元夫を宮藤さんがそれぞれ演じている。

「やっぱりこのウチ、嫌だ。本当のパパに会わせてよ」という血のつながらない長女(南沙良)のひと言で、物語は大きく動いていく。逃れることのできない“家”に帰る主人公・信の後ろ姿や、「子どもってね、こっちをがんじがらめにしちゃうんだよね」という妻の元夫の呟き、その言葉に重なる容赦のない暴力、「理由は聞くくせに気持ちは聞かない」と責める前の妻…。

それぞれの思いが激しくぶつかる家族が、子どもを介し、徐々にちぐはくになっていく様子が予告編からも伺える。台本を重視しながらも、役者同士のその場面その場面での新鮮な感覚を大事にし、ドキュメンタリー的な手法を使った撮影と、実力派であり個性派であり、日本を代表する役者陣が見事にぶつかり合った本作。


観る者さえも家族の一員であるかのようなリアリティで、物語に引き込んでいく。血のつながらない家族と、血のつながった他人は、幸せを紡いでいくことができるのか。不器用な大人たちの愛すべき物語に注目してみて。

『幼な子われらに生まれ』は8月26日(土)よりテアトル新宿・シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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