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ハリウッドが熱い視線!次世代の多才な“兄弟”監督たちに注目

2014年の第27回東京国際映画祭でグランプリ&監督賞のW受賞を果たした『神様なんかくそくらえ』のジョシュア・サフディ&ベニー・サフディ兄弟監督が、主演にロバート・パティソンを迎えた新作

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『グッド・タイム』(C)2017 Hercules Film Investments, SARL
『グッド・タイム』(C)2017 Hercules Film Investments, SARL
  • 『グッド・タイム』(C)2017 Hercules Film Investments, SARL
  • 『グッド・タイム』ジョシュ&ベニー・サフディ 監督(c)_BRIGITTE_LAC OMBE-
  • 『グッド・タイム』カンヌ映画祭(C)2017 Hercules Film Investments, SARL
  • 『グッド・タイム』(C)2017 Hercules Film Investments, SARL
  • 『グッド・タイム』(C)2017 Hercules Film Investments, SARL
  • 『ジグソウ:ソウ・レガシー』(C)2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
  • 『ジグソウ:ソウ・レガシー』 (C)2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
  • 『ジグソウ:ソウ・レガシー』 (C)2017 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2014年の第27回東京国際映画祭でグランプリ&監督賞のW受賞を果たした『神様なんかくそくらえ』のジョシュ・サフディ&ベニー・サフディ兄弟監督が、主演にロバート・パティンソンを迎えた新作『グッド・タイム』が話題を呼んでいる。

彼ら以外にも、いまハリウッドでは“兄弟”で共作する監督たちの新しい波が来ている。次世代を担う新たな才能となる兄弟監督たちに迫った。

ロバート・パティンソン主演『グッド・タイム』ジョシュ&ベニー・サフディ兄弟監督


『グッド・タイム』ジョシュ&ベニー・サフディ 監督(c)_BRIGITTE_LAC OMBE-
本作『グッド・タイム』は第70回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、話題を呼んだ作品。また、8月の米国公開時には、セレーナ・ゴメスがサフディ兄弟監督のために駆け付け、グラミー賞受賞アーティストのザ・ウィークエンドや女優のジェシカ・チャステインなどがツイッターで大絶賛を贈り、前作よりもさらに注目度がパワーアップ。世界的ロック歌手イギー・ポップがエンディング曲に参加しており、「カンヌ・サウンドトラック賞」を見事受賞した。

イギーが参加した曲についてジョシュ・サフディ監督は、「イギー・ポップが歌詞を書いたエンディングの歌『The Pure and the Damned』で、イギーは兄コニーを罪深い者(damned)、弟ニックを純粋な者(pure)とした。彼は“純粋”な人だけでなく“罪深い”人も、愛ゆえに行動を起こすということを示唆している」とコメント。

「本編冒頭の2人の銀行強盗は、コニーにとって弟ニックを元気づけ、純粋に人生を味わわせるための方法だった。コニーには目標とする兄弟の理想像があり、それはただ、楽しみたい(have a Good Time)ということだった。どれだけ多くの人に邪魔されようとね」と、兄弟の関係性を解説する。兄コニー役を演じたのは、『トワイライト』シリーズ以降、さまざまな作品で活躍するパティンソン、弟のニック役はベニー監督が兼任している。また、ジョシュ監督のコメントにある本編冒頭の銀行強盗シーンの映像もシネマカフェに到着。ベニー監督の演技にも注目だ。


人気シリーズの復活作『ジグソウ:ソウ・レガシー』マイケル&ピーター・スピエリッグ兄弟監督


マイケル&ピーター・スピエリッグ兄弟監督-(C)Getty Images
この秋、7年ぶりに復活する人気シリーズ『ソウ』の最新作『ジグソウ:ソウ・レガシー』を手がけているのは、マイケル&ピーター・スピエリッグ兄弟監督だ。『ソウ』の産みの親であるジェームズ・ワンとリー・ワネルとは、『ソウ』公開前から知己の仲という。イーサン・ホーク主演『プリデスティネーション』などで注目され、今回、大抜擢。新しい才能が生み出す、新たな『ソウ』に期待が高まっている。

さらに、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟監督(2018年4月公開)も、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』から引き続いての抜擢。『アベンジャーズ』第4弾も手がけており、当然目が離せない。

アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟監督-(C)Getty Images
全米で社会現象化し、世界中でメガヒットとなったNetflixの海外ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」も、製作総指揮・脚本・監督を務めているのはマット&ロスの双子、ダファー兄弟。まもなく待望のシーズン2が全世界同時配信される。

マット&ロス・ダファー兄弟-(C)Getty Images
兄弟で同じ作品に関わり、長年活躍している映画人といえば、『ダンケルク』が大ヒット中のクリストファー・ノーラン監督と、海外ドラマ「ウエストワールド」を手がけたジョナサン・ノーランもいる。彼らは『ダークナイト』『インターステラ―』などで長らくタッグを組んできた。ほかにもカンヌ国際映画祭の常連、ダルデンヌ兄弟や、『ブリッジ・オブ・スパイ』『ヘイル、シーザー!』などのコーエン兄弟といえば、すでに巨匠クラスだ。

続々と頭角を現す“兄弟監督”たち。その新しい才能に、これからも注目していて。

『グッド・タイム』を11月3日(金・祝)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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