【インタビュー】大島優子「お芝居と仕事に対する窮屈さがなくなった」 完璧主義の考え方を変えた“九変化”の物語

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大島優子「コートダジュールNo.10」/photo:Takashi Tokita
  • 大島優子「コートダジュールNo.10」/photo:Takashi Tokita
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  • 「コートダジュールN°10」メインカット
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  • WOWOW×Hulu共同製作ドラマ「コートダジュールNo.10」「白鳥ダンスアカデミー」
  • WOWOW×Hulu共同製作ドラマ「コートダジュールNo.10」「恩返し」
  • 大島優子「コートダジュールNo.10」/photo:Takashi Tokita
  • WOWOW×Hulu共同製作ドラマ「コートダジュールNo.10」「むかしのともだち」
WOWOWとHuluによる共同製作ドラマ「コートダジュールNo.10」(=コートダジュールナンバーテン)で、小林聡美と大島優子がドラマ初共演を果たす。本作は1話30分×全9話の全く異なるストーリーで、探偵、社交ダンスの先生と生徒、スナックに集うギターの流しと常連客、小学校の先生など、小林と大島がまったく異なる9つのキャラクターを演じ分け、七変化ならぬ“九変化”を披露することでも話題の作品だ。メインキャストの小林さんとの共演、そして毎回異なる各話のゲストにも注目の本作について、大島優子に話を聞いた。

今年に入っても「東京タラレバ娘」(NTV)など、女優活動をコンスタントに続けている大島さん。まったく異なる9つのキャラクターを小林さんと演じ分ける作業は、「本当に楽しかったです」と素直に回想する。「テーマや組、内容や役柄によってはシリアスなこともあるので、ただ楽しむという気持ちになりにくいこともありますが、今年に入って『東京タラレバ娘』と今回の『コートダジュールNo.10』という連続ドラマを経験して、本当に楽しかったです。両方ともドラマ作品ですが、まったく違うカラーの作品だったので面白かったです」。

大島優子「コートダジュールNo.10」/photo:Takashi Tokita
「コートダジュールNo.10」で演じるキャラクターは多種多様だ。「白鳥ダンスアカデミー」のエピソードではダンス教室の生徒としてステップを踏み、「スナック蟻ヶ崎」のエピソードでは常連客を演じる大島さんは、「流れに身を任すタイプの作品でした」と言う。「さすがに心配になったので、衣装合わせのときに監督や聡美さんに準備していったほうがいいか相談しました。9種類もストーリーがあるのでキャラクターも全部変えたほうがいいと思っていましたが、そういうことは必要ないでしょうと。撮影に入ってから自分が感じたもので勝負する、そこで生まれたものを基本にお芝居をしていくものというアドバイスをいただいて、『ああ、わたしもいよいよ“そこ”に来たのか』と(笑)。そういうお話をしたことを覚えています」。

彼女が言う“そこ”とは即興的な瞬発力で表現の勝負をすることで、それを女優としてのある種のステージとして大島さんは受け止めている。「いままでは自分である程度準備して現場に持っていって、それが違えば監督がアイデアを修正してくれて皆で組み替えていくやり方をしていました。でも今回の『コートダジュールNo.10』はそうじゃなくて、自分がすべてを感じたままに演じていいという、すごく信頼してもらっている状態でした。わたし自身を信頼してくれているからそれが許されている感じがして、考え方も変わりましたね」。

「コートダジュールN°10」メインカット
一方で、自由でいいということほど「難しいこともなかったです」と大島さんは言う。丸腰で勝負するということ、それまでの自分の人生で経験した“貯金”が試されることになるからだ。「まさしくそういう作品でした。役柄で言うと探偵やダンススクールに通っている生徒や、スナックに通いつめている常連さんなどは、わたしの人生になかったことなので、それを映像に映すことは難しかったです。自分で長いこと経験していないと反映されないものだから、素で急に表現しようと思っても出来ないんですよね。だからこそ楽しいのですが、本当に難しかったです。こういう演じ方の場合、自分がよくしがちな表情や癖などがよく出ていたので、自分自身のお芝居の復習みたいにもなっていました」。

女優として自由であることを求められた「コートダジュールNo.10」という作品と出会い、「お芝居や仕事に対して抱いていた、窮屈な感じがなくなった気がしています」と、実は大島さん自身も新たに自由を得たと言う。「仕事は“こうしなければいけない”という完璧主義だったんです。それはグループで活動していたこともあったと思っていて、立ち位置やテンポまで全部決まっていたので、ギチギチに固めていくクセが付いていたと思うんです。でも、この作品と出会って、もっと自由でいい、もっとラフでいい、いい意味で適当でいいということを知りました。だからお芝居に対しても仕事に対しても感じていた、窮屈さがなくなった気がするんです」。つまり「コートダジュールNo.10」は、初めて観る大島優子がいるということだ。小林聡美との掛け合いをはじめ、そのナチュラルな演技に注目だ。

大島優子「コートダジュールNo.10」/photo:Takashi Tokita
WOWOW版:11月20日(月)放送スタート 毎週月曜深夜0時(全5話)【第1話無料放送】
Hulu版:11月28日(火)配信スタート 毎週火曜(全4話)
《text/photo:Takashi Tokita》

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