【イマ旬!ハリレポ】現地目線!第90回アカデミー賞レース特集~ノミネーション必至の女優&男優編 前編

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ティモシー・シャラメ&メリル・ストリープ&ダニエル・デイ・ルイス(C)Getty Images
  • ティモシー・シャラメ&メリル・ストリープ&ダニエル・デイ・ルイス(C)Getty Images
  • 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(C)Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
  • 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(C)Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
  • 『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』 (C)Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
  • 『君の名前で僕を呼んで』(C)Frenesy, La Cinefacture
  • 『ファントム・スレッド』(C) 2017 Phantom Thread, LLC All Rights Reserved
  • ティモシー・シャラメ-(C)Getty Images
  • ティモシー・シャラメ-(C)Getty Images
前回の「入門編」では、作品賞候補の声が高い作品の中から、確実にノミネートされそうな選りすぐり5作品を分析してみたが、今回はノミネート必至の女優&男優にスポットを当ててみた。


メリル・ストリープ『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』


メリル・ストリープ-(C)Getty Imagesメリル・ストリープ
アカデミー賞候補の常連で、今年も主演女優賞ノミネートが確実視されているのがメリル・ストリープ。実話を基にしたサスペンス作品『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』で、米国政府のベトナム戦争関与をめぐる恐るべしうそと陰謀を公に知らしめたワシントン・ポスト紙の勇気ある女性発行人キャサリン・グラハムを演じているメリル。そのパフォーマンスは芸術の域にあり、観ているものを魅了する。

『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(C)Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(C) Twentieth Century Fox Film Corporation and Storyteller Distribution Co., LLC.
またタイトルにもある最高機密文書を暴露した実在のポスト紙記者ベン・ブラッドリーをトム・ハンクスが熱演。ベテラン俳優ふたりの掛け合いを見るのは映画ファンにとっては極上の贅沢。十中八九、メリルとともにトム・ハンクスも主演男優賞候補としてノミネートされるだろう。しかしながらこのふたりが実際にオスカー像を受賞できるかというと、そこは微妙だ。とにかくこのふたりはアカデミー賞候補の常連であり受賞歴もあることからおそらくノミネートはされるものの、実際に受賞するのは別の俳優になりそうな予感がする。


ティモシー・シャラメ『君の名前で僕を呼んで』


ティモシー・シャラメ-(C)Getty Imagesティモシー・シャラメ
受賞歴がない俳優で今年目立った存在なのがティモシー・シャラメ。『君の名前で僕を呼んで』という小粒の作品に出演している俳優なのだが、批評家たちの間で絶賛されており、オンラインの予想サイトでも主演男優賞候補予想のトップ3に入っているサイトが多い。この作品は最近のハリウッド映画には珍しい青春映画(死語!?)で、甘酸っぱい恋愛を描いた作品なのだが、男女のロマンスではなく、17才の少年が年上のイケメン知的男性(アーミー・ハマー)にひと夏の恋をするというストーリーで同性への愛に目覚めていくティーンを描いておりオーソドックスな青春映画とは大いに異なるいまどき青春映画。アカデミーが多様性を目標に掲げていることを考えると、ティモシー・シャラメの受賞も夢ではなく有力なダークホースといえる。

『君の名前で僕を呼んで』(C)Frenesy, La Cinefacture『君の名前で僕を呼んで』(C) Frenesy, La Cinefacture

ダニエル・デイ・ルイス『ファントム・スレッド』


ダニエル・デイ・ルイス(C)Getty Imagesダニエル・デイ・ルイス
前出のメリル・ストリープ、トム・ハンクスと同様、アカデミー賞常連のダニエル・デイ・ルイスも、『ファントム・スレッド』で今年のアカデミー賞レースに名を連ねている。1950年代ロンドンを舞台に社交界の人気者で独身貴族だったドレスデザイナーを演じており、愛人でありデザインのインスピレーションでもある女性の出現で、頑なまでに守ってきた自分の人生に思わぬ変化が生じて戸惑う主人公を演じ上げている。ダニエル・デイ・ルイス俳優生活最後の作品と言われており、主演男優部門へのノミネーションはほぼ確実視されている。果たして彼が4度目の受賞で有終の美を飾るか? 今年は、前出のティモシー・シャラメも含めてフレッシュな有力候補も名を連ねており、最有力視されているアノ男優のことも念頭に入れると、ダニエルの受賞確率は多少低めの予想だ。

『ファントム・スレッド』(C) 2017 Phantom Thread, LLC All Rights Reserved『ファントム・スレッド』(C) 2017 Phantom Thread, LLC All Rights Reserved
次回は、“フレッシュな有力候補”ならびに主演男優賞「最有力候補」と囁かれているアノ男優、そしてしのぎを削る主演女優賞レースの概要をご紹介する。(text:Akemi K. Tosto)
《text:明美・トスト/Akemi Tosto》

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