『シェイプ・オブ・ウォーター』勢いが止まらない!第29回全米製作者組合賞を受賞

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『シェイプ・オブ・ウォーター』(C)2017 Twentieth Century Fox
  • 『シェイプ・オブ・ウォーター』(C)2017 Twentieth Century Fox
  • リチャード・ジェンキンス-(C)Getty Images
  • ジョーダン・ピール-(C)Getty Images
  • 『シェイプ・オブ・ウォーター』 (C)2017 Twentieth Century Fox
  • リチャード・ジェンキンス-(C)Getty Images
第29回全米製作者組合(PGA)賞が20日(現地時間)に発表され、劇場公開映画が対象のダリル・F・ザナック賞を『シェイプ・オブ・ウォーター』が受賞した。

受賞したのは同作の監督も兼ねたギレルモ・デル・トロと製作のJ・マイルズ・デイル。デル・トロ監督はメキシコの自宅で父親に付き添うために式には出席せず、代理で出演者のリチャード・ジェンキンスが登壇。監督からの手紙を代読した。

「出席できなくて、すみません。今夜、私はメキシコのホームタウンで父のベッドサイドにいます。この栄誉を、父と母に捧げることをお許しください。2人には尽きることなく感謝します。そして、父として私の子どもたちにも。彼らが夢とファンタジーを追い続けられるように、そして私の命が尽きようとしているとき、そばにいてくれるように」。

リチャード・ジェンキンス-(C)Getty Imagesリチャード・ジェンキンス-(C)Getty Images
1990年に始まったPGA賞の第1回受賞作は『ドライビング・ミス・デイジー』。同作は同年のアカデミー賞で作品賞を受賞、その後も19回、PGA受賞作がアカデミー賞で作品賞に輝いていることから、オスカー作品賞の行方を占う賞として注目されているが、2016年のPGA受賞作『マネー・ショート 華麗なる大逆転』と昨年の受賞作『ラ・ラ・ランド』はアカデミー賞受賞を逃している(アカデミー賞作品賞は、2016年は『スポットライト 世紀のスクープ』。2017年は『ムーンライト』)。

そして、社会問題への関心を高めたとして、『ゲット・アウト』のジョーダン・ピール監督がスタンリー・クレイマー賞を受賞。クレイマー監督は1967年に、婚約者の白人女性と彼女の両親を訪ねる黒人男性が主役の『招かれざる客』を手がけている。ピール監督はスピーチで「『招かれざる客』がなければ、『ゲット・アウト』は生まれませんでした」と述べたうえで、「『ゲット・アウト』に着手したとき、何が本当に恐ろしいのかを自問自答しました。皆さんが何を思い浮かべてるかはわかりますが、それは白人ではありませんよ。それは沈黙です。『ゲット・アウト』は沈黙に対する私なりの抗議です」と語った。

ジョーダン・ピール-(C)Getty Imagesジョーダン・ピール-(C)Getty Images
劇場公開アニメ映画部門では『リメンバー・ミー』のダーラ・K・アンダーソン、劇場公開ドキュメンタリー部門はイギリスの人類学者、ジェーン・グドールについての『Jane』(原題)が受賞。

テレビ部門では、連続ドラマ賞に当たるノーマン・フェルトン賞を「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」が、連続コメディ賞に当たるダニー・トーマス賞を「マーベラス・ミセス・メイゼル」が、ロングフォーム・ドラマ部門に当たるデヴィッド・L・ウォルパー賞を「ブラックミラー」(シーズン4)が受賞した。
《text:Yuki Tominaga》

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