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フィンランドの国民的モダニズム画家の半生描く『魂のまなざし』2022年夏公開決定

フィンランドの女性画家ヘレン・シャルフベックの半生を描いた『魂のまなざし』が生誕160年記念となる2022年の夏に公開されることが決定し、併せてティーザービジュアルが解禁となった。

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フィンランドの女性画家ヘレン・シャルフベックの半生を描いた『魂のまなざし』が生誕160年記念となる2022年の夏に公開されることが決定し、併せてティーザービジュアルが解禁となった。

1915年、ヘレン・シャルフベックは、高齢の母親とともに田舎で暮らしていた。いわば忘れられた画家だった彼女は、それでも湧き出してくる情熱のためだけに絵を描き続けていた。全てが変わったのは、ある画商が訪ねてきて彼女が描き溜めていた159点のすばらしい作品を発見、大きな個展開催に向けて動き出した時。しかし、ヘレンの人生で最も重要な転機は、画商が紹介した15歳年下の青年エイナル・ロイターとの出会いによってもたらされる…。

モダニズムを代表する画家のひとりとして、近年世界的に注目を浴びるフィンランドの国民的画家ヘレン・シャルフベック(1862~1946)。その生誕160年を記念し、彼女の画業と人生を決定づけた1915年から1923年の時代を描いた本作。

シャルフベックは、ロシア帝国の支配下にあったフィンランドに生まれ、祖国の独立と内戦を経て封建的な世界が崩壊していく過程と歩調を合わせるように、画家として、女性として、一人の人間として自律的に生きていく。狂おしい愛に打ちのめされ生涯の友情を得る中で、自身と身の回りの存在を凝視しその本質を描きだす手法をひたすら追求した。

抑圧的な母親や男性社会に臆せず、名誉よりも内から湧き出る情熱に従ったシャルフベック。どん底にあってもやがて立ち上がって背筋を伸ばし歩んでいく、その凛とした生き様が、北欧の透明な光に輝く自然や街並みとともに全編美しい映像で描かれる。

解禁されたティーザービジュアルは、映画と同時代1915年にシャルフベックが描いた代表的な自画像「黒い背景の自画像」を模し、シャルフベックを演じた主演女優ラウラ・ビルンの姿に置き換えて描き下ろされた、映画のためのオリジナル作品を使用している。

『魂のまなざし』は2022年夏、Bunkamuraル・シネマほかにて公開。

《シネマカフェ編集部》

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