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パラマウントCEO「コストのかかる劇場用オリジナルアニメ映画は作らない」…ギレルモ・デル・トロらが批判

パラマウントのCEOブライアン・ロビンスが、「Variety」誌に「今後、(コストの)高いオリジナルアニメ映画を公開し、観客が来るのを祈るつもりはありません」とコメント。

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ギレルモ・デル・トロ Photo by Eamonn M. McCormack/Getty Images
ギレルモ・デル・トロ Photo by Eamonn M. McCormack/Getty Images
  • ギレルモ・デル・トロ Photo by Eamonn M. McCormack/Getty Images
  • 『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』 Photo by Kevin Winter/Getty Images
  • ギレルモ・デル・トロ-(C)Getty Images

パラマウントのCEOブライアン・ロビンスが、「Variety」誌に「(今後、コストの)高いオリジナルアニメ映画を公開し、観客が来るのをただ祈るつもりはありません」とコメント。新たなオリジナルものより、『スポンジ・ボブ』や『アバター(アニメ)』などの既存のIPに力を入れたいと言ったことを受け、映画人たちから批判が噴出している。

『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』でアカデミー長編アニメ映画賞、ゴールデングローブ賞アニメ映画賞などを受賞したデル・トロ監督はシンプルに「なんてこった」とツイート。

『LEGO ムービー』シリーズ、『スパイダーマン:スパイダーバース』のクリス・ミラー監督は「非常に知識不足な意見だと思います。どんなスタジオも、オリジナルのドラマ、アクション映画、伝記、コメディ、『アバター』を作らないとは言いません。アニメにだけIPが必要だなんて、馬鹿げている」と怒り心頭。

『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の脚本家ゲイリー・ウィッタは、『スター・ウォーズ』『トイ・ストーリー』『アナと雪の女王』などの大ヒットIPの多くが「誰かの“オリジナル”のアイディアをイチかバチかでやってみたことから始まったというのを、そんなにも簡単に忘れてしまうなんて」と呆れた様子だ。

《賀来比呂美》

休日は猫とお酒と海外ドラマ♪ 賀来比呂美

大学で映画学を専攻、卒論のテーマに『ガタカ』を取り上げる。卒業後は映画やドラマのロケ地で有名なバンクーバーに留学し、街中に溶け込むベニチオ・デル・トロやアイス・キューブを見かけて大興奮。映画三昧の生活を送る。帰国後、数社を経て雑誌編集者として出版社に勤務。シニアの愛猫と過ごす時間を増やすべく、2016年からフリーランスライターに。執筆ジャンルは映画、音楽、ペットなど。人の話を聞くのが大好きで、俳優、ピアニスト、医師など数百名への取材経験あり。

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