ブラジル、リオデジャネイロの貧民街区・ファベーラ。そこで一緒に生まれ育った2人の少年、アセロラとラランジーニャは幼いときから大の親友同士。アセロラ(ドグラス・シルヴァ)はすでに2歳の子供を持つ父親に。ある日、ラランジーニャ(ダルラン・クーニャ)の元に、長い間行方不明だった父親が戻って来た。そして、そのときから2人の友情が壊れ始める…。父親との生活を優先するようになったラランジーニャは、アセロラと距離を置くようになる。そして、取り残されたアセロラは、地元のギャング・グループに入ってしまう――。過酷な環境下で成長してきた17歳の少年の物語。2003年公開作『シティ・オブ・ゴッド』に続く、第2章。前作の監督、フェルナンド・メイレレスが製作を担当。
パウロ・モレッリ