N.Y.暗黒街。一匹狼の拳銃使い・スミス(クライヴ・オーウェン)は、妊婦から死に際に託された赤ん坊を守るため、昔なじみの娼婦・ドナ(モニカ・ベルッチ)とともに、ハーツ(ポール・ジアマッティ)率いるマフィアに決死の戦いを挑む…。しかし、その一味の背後には、さらなる巨大組織の驚くべき陰謀が隠されていた――。
マイケル・デイヴィス
クライヴ・オーウェン扮する、本名も定かでなければ生い立ちも不明で謎づくしの男が、通りすがりの妊婦が産み落とした赤ん坊をヤクザな組織から守るために奮闘する…。冗談なのか本気なのか、いまひとつ判断しかねる設定が本作の第一の魅力。しかも、冗談のような設定を本気で掲げる姿勢はそのままに、物語はどんどん強引に進んでいく。