画家を目指すレイ・ガイザーと、当時既婚者だった建築家チャールズ・イームズ。2人は出会い、恋に落ち、やがてお互いの才能を認め“イームズ・オフィス”を立ち上げる。第二次世界大戦、アメリカの急速な近代化、冷戦と時代に翻弄されながらも、それを逆手に取り、家具をはじめ、おもちゃ、建築、映画と多岐に渡る作品を生み出していく。20世紀を代表するデザイナーとして2人は今も世界中に影響を与え続けている。チャールズとレイの死後、初めて明かされる2人の手紙や写真、美しい作品たちと共に、当時“イームズ・オフィス”にいたスタッフや家族へのインタビューを通じて誰も知らないイームズ夫妻の側面に迫る。
ジェイソン・コーン
ビル・ジャージー