「ほんとに馬鹿だったよ。僕は高いところが怖いというより、落ちるのが怖いんだ。特に地面に落ちるのがね」といきなり告白するサム。 「僕はストーリーを読むとその話に没頭してしまって『おお、これはいいタイトルだなあ』とか思って、実際何をやらないといけないか忘れてしまう役者のひとりなんだ。映画のタイトルが『Man on a Ledge』(=出っ張りにいる男)なんだぜ。もちろん、出っ張り(Ledge)に出ないといけないさ(笑)。この映画の撮影で怖さを克服してみたいと思ったよ。それで僕は『カメラを回してみよう。どんなものを撮れるか見てみようぜ』って言ったんだ。泣き出して、胎児のように体を丸めたりせずに済んでラッキーだったよ。それだと、映画はちょっと違ったものになっちゃっただろうね(笑)」。