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雨に彩られた物語とメロディ 藤井美菜映画初主演『雨の翼』製作発表

ユナイテッド・シネマが2006年に開始した「みんなの映画プロジェクト シネマプロットコンペティション」の第1回入賞作の映画化が決定。雨に対し辛い思い出を背負う2人の高校生のドラマを瑞々しく描いた『雨の翼』の製作発表が10月30日(火)に行われ、主演の藤井美菜、音楽を担当するKUMAMI、熊澤尚人監督、石田雄治プロデューサー、そして本作の原案となった第1回コンペティション入賞作「雨恋」を執筆した竹尾麻希が出席した。

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『雨の翼』製作発表。右から熊澤尚人監督、原案の竹尾麻希、主演の藤井美菜、音楽のKUMAMI、石田雄治プロデューサー
『雨の翼』製作発表。右から熊澤尚人監督、原案の竹尾麻希、主演の藤井美菜、音楽のKUMAMI、石田雄治プロデューサー
  • 『雨の翼』製作発表。右から熊澤尚人監督、原案の竹尾麻希、主演の藤井美菜、音楽のKUMAMI、石田雄治プロデューサー
  • 映画初主演に「緊張してますががんばります」と笑顔を見せる藤井美菜
  • 生で主題歌「雨の翼」を疲労したKUMAMI
ユナイテッド・シネマが2006年に開始した「みんなの映画プロジェクト シネマプロットコンペティション」の第1回入賞作の映画化が決定。雨に対し辛い思い出を背負う2人の高校生のドラマを瑞々しく描いた『雨の翼』の製作発表が10月30日(火)に行われ、主演の藤井美菜、音楽を担当するKUMAMI、熊澤尚人監督、石田雄治プロデューサー、そして本作の原案となった第1回コンペティション入賞作「雨恋」を執筆した竹尾麻希が出席した。

雨の日に心の支えとなる教師と出会い、彼を深く愛するも、同じく雨の日に彼を失ったことで深い心の傷を抱える少女・透花を演じるのは『シムソンズ』や先頃公開された『未来予想図〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜』に出演している藤井美菜。透花のキャラクターについて「繊細で陰のある女の子」と語る。そして「題名からもわかるように、雨のシーンがとても多いです。私自身、雨というシチュエーションに美しさや幻想的なイメージを持っているので、このシチュエーションと監督が作り出す映像、そしてKUMAMIさんの音楽が一つになったとき、どんな作品になるのか、いまから楽しみです。初主演ということで緊張していますががんばります」と笑顔で語ってくれた。

メガホンを取るのは『ニライカナイからの手紙』『虹の女神 Rainbow Song』の熊澤監督。監督は「小さい作品かもしれませんが、コンペティションから生まれたオリジナリティあふれる作品です。これまでの映画にない新しさを見せたいと思います」と決意を口にした。

竹尾さんは自身の原案がこうして映画化されることについて「映画化が決まったときは嬉しくて、はしゃいで『私の作品が映画化されるんだよ!』とあちこちで言ったんですけど、周りはみんな冗談だと思って信じてくれなかったんです(笑)。ようやく周りが信じてくれたら、少しずつ私にも実感がわいてきた、という感じです」と語った。

石田プロデューサーも監督同様に「新しいことをしたい」と意気込む。そこで特にこだわったのがサウンドトラック。撮影前から主題歌を含むサウンドトラックは完成済みで、本作はその音楽を前提にして作品を構築していくという形で製作される。「劇場のサウンドシステムを有効に使うことも含めて、音楽をフィーチャーした作品作りというコンセプトでこの企画を進めていきました。そうした中でKUMAMIさんと出会い、音楽をお願いしました」とKUMAMIさんを紹介。

そのKUMAMIさんはこれまで地元の福岡を中心に活躍していたが、本作のサウンドトラックでメジャーデビューを果たす。KUMAMIさんは本作の主題歌、そしてサウンドトラックの製作に際してのこだわりを尋ねられ「透花の繊細な部分をうまく表現したくて、ピアノも高音域の音を使って繊細な音を作ることを心がけました」と答えた。この日の会場にはピアノが設置され、KUMAMIさんは観客の前で主題歌の「雨の翼」を披露。そのどこか切なさを含んだ歌声と美しいピアノの旋律に会場は酔いしれた。なお本作の劇場公開時には、一部の劇場でKUMAMIさんが上映中に生でサウンドトラックと主題歌を演奏するという今までにない上映形態も予定されている。

『雨の翼』は2008年2月上旬、ユナイテッド・シネマにて公開。
《シネマカフェ編集部》

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