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“青”から“黒”の織田裕ニへ フジが総力上げる『アマルフィ』、シリーズ化なるか?

数々のヒット作を世に送り出してきたフジテレビが、開局50周年記念作品として、総力を挙げて贈るサスペンス超大作『アマルフィ 女神の報酬』が、今夏公開される。約3か月にわたり、邦画史上初となる全編イタリアロケを敢行し、壮大なスケールで撮影が行われた本作。4月30日(木)、その製作報告会見が行われ、メガホンを取った西谷弘監督はじめ、主演の織田裕二、天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市らキャストに加え、原作者の真保裕一、大多亮、亀山千広ら製作陣が出席した。

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『アマルフィ 女神の報酬』製作報告会見(左から)西谷弘監督、戸田恵梨香、天海祐希、織田裕二、佐藤浩市、真保裕一
『アマルフィ 女神の報酬』製作報告会見(左から)西谷弘監督、戸田恵梨香、天海祐希、織田裕二、佐藤浩市、真保裕一
  • 『アマルフィ 女神の報酬』製作報告会見(左から)西谷弘監督、戸田恵梨香、天海祐希、織田裕二、佐藤浩市、真保裕一
  • 『アマルフィ 女神の報酬』 織田裕二
  • 『アマルフィ 女神の報酬』 天海祐希
数々のヒット作を世に送り出してきたフジテレビが、開局50周年記念作品として、総力を挙げて贈るサスペンス超大作『アマルフィ 女神の報酬』が、今夏公開される。約3か月にわたり、邦画史上初となる全編イタリアロケを敢行し、壮大なスケールで撮影が行われた本作。4月30日(木)、その製作報告会見が行われ、メガホンを取った西谷弘監督はじめ、主演の織田裕二、天海祐希、戸田恵梨香、佐藤浩市らキャストに加え、原作者の真保裕一、大多亮、亀山千広ら製作陣が出席した。

企画・プロデュースを手がける大多氏によると、フジテレビ製作の映画史上、最高額の製作費を注ぎ込んだという本作。その中で「50周年を飾るのはこの男しかない!」と託されたのが、『踊る大捜査線』シリーズで同局の看板俳優となった織田さん。外交官役でイタリア語の習得に挑戦した織田さんは、「パスタくらいしか分からない国で、なんて無謀な企画だろうと思いましたが(笑)、アマルフィでの協力体制に感謝し尽くせないほど感謝しています。僕たちの新たな無謀な挑戦がどんな日本映画になるのか楽しみです」と完成に向けての期待を口にした。製作陣からは「いままで見たことのない織田裕二を見せる」ことが強調されたが、織田さん自らも演じる黒田役について「可能性を感じるキャラクター。掘り下げれば下げるほど、どんどんおもしろい面が出てくると思う」と手応えを感じている様子。記者陣から『踊る——』の青島役に次ぐ決めゼリフを求められると、照れながらも「邦人を守るのが私の任務です」と劇中の黒田のセリフを披露した。

何と言っても、贅沢すぎるイタリアでの数々の世界遺産での撮影が見どころの本作。ところが、実は海外ロケが大嫌いという佐藤さんは「僕のシーンだけ東宝のセットでとお願いしたんですが、断られました(笑)」とのこと。だが、実際の撮影を終えてみて「現地のスタッフやキャストの奮闘する姿を見て、懐の深い作品になってると確信しました」と充実した様子をうかがわせた。

「これだけのスケールと豪華メンバーが揃う作品に参加できることはなかなかないもので、武者震いした」と語るのは西谷監督。観光映画となりがちな海外ロケ作品だが、「日本にいるのと同じ感覚で、風景に媚びることなく背景扱いし、登場人物の感情描写に重点を置いた」とこだわりを見せた。

また『踊る大捜査線』でも織田さんとタッグを組んだ亀山プロデューサーは、「青い織田から黒い織田になり、これは確実にシリーズになっていくと確信している」と本作に賭ける並々ならぬ意気込みを口にした。

織田さん、佐藤さんとは初共演となった天海さんは、「ものすごく近くでお芝居を見れてドキドキワクワクしました。一緒に映画を作れてる気がしてすごく楽しかったです」と意外なミーハーぶりを見せるや、現地での共演陣との食事についても「まあ本当に麗しい景色で、多々暴言もありましたが、楽しくお食事させてもらいました」と満足した表情でふり返った。昨年末から約3か月にわたる撮影の中で、すっかり打ち解けた様子の一同だが、お正月には手製のお雑煮もふるまったという女性的な一面を明かした天海さん。織田さんが「とてもおいしかったです」と感想を述べると、「ここ太字で書いてくださいね」とちゃっかりアピールし、会場を和ませた。

戸田さんは先輩陣との共演で「お芝居ってこういうことなんだと納得させられましたし、勉強させてもらいました。現地ではどうしたらいいか分からず、みなさんに引っ張ってもらいながら無我夢中でやりました」と刺激を受けた様子。また、撮影中は3度にわたり日本とイタリアを行き来したそうだが、「イタリアに戻るたびに“ボンジョルノー”と抱き合ってたのですが、そのときに仲間なんだなと感じました」と現地を満喫したことを明かした。

本作ではまた、NTTドコモ「ドコモ動画」との連動プロモーションとして、劇場公開に先駆けて6月5日(金)よりにて本編の序章編となる携帯電話向け動画『アマルフィ ビギンズ』を配信。織田さん扮する黒田がローマに着任する24時間前に着目し、マカオのカジノ王との勝負を描く。こちらでは黒田の“裏の顔”が描かれていると言う織田さんも、その完成度の高さをアピールし、新たなエンタテイメントの可能性に期待を寄せた。

『アマルフィ 女神の報酬』は7月18日(土)より全国東宝系にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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