芽生える、春 vol.3 環境を変えて新しい可能性へ『ホリデイ』

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出会いの季節でもあるけれど、別れの季節でもある春。新生活がはじまると、恋人と自分の気持ちが少しずつ離れていってしまうということは、残念ながらあるものです。でも、恋の終わりは、新しい恋のチャンスを作ってくれるというのも事実。それまで見えなかった可能性が生まれるのです。

それがまさに、キャメロン・ディアス&ケイト・ウィンスレット主演で描かれる『ホリデイ』のテーマ。不誠実な男に愛想をつかした2人の女性が、すっぱりと環境と気分を変えるため実行したのがホーム・エクスチェンジ(家の交換)。欧米では流行っているそうですが…。

そういえば、家人がロンドンに住んでいたとき、彼が週末旅行に出かけると聞きつけた友人夫妻(知り合って間もない)から、家を貸してと気軽に頼まれた場面に遭遇したことがあります。確かに、家人の借りていたフラットは、チェルシーと呼ばれる素敵な地域にありましたが、日本ではあまり考えられない申し出に我々2人は「本気なの?」と何度も確認してしまいました。ちなみに彼らは本気も本気で、本当に泊まりに来ました。でも、これは特例。私の場合、友達であっても「自分がいない間に家に上がってもらうのはどうも…」と思ってしまうので、赤の他人と家を交換するなんて考えられません。キャメロンが先日の来日時に「誰かの家を借りるのはいいけど、自分の家を貸すのはイヤだわ(笑)」と言っていましたが、私もその意見に共感してしまいます。

とはいえ映画では、ホーム・エクスチェンジという大胆な発想が2人の女性の人生をガラリと変えてしまいます。環境を変えることによって、出会うチャンスのなかった人に出会い、思いもかけない自分を発見することも。大きな心の傷を癒すには、長い休みを取ってみたり、髪型を変えてみたりと、意識して“変化”を作り出すことが、手っ取り早い助けになってくれるというのは昔からの常識。ホーム・エクスチェンジはそんな“変化”と、次なる“可能性”のための新しい選択肢なのかもしれません。

でもそれよりも何よりも、失恋は「新しい可能性への第一歩なんだ」と心を切り替えることが一番のクスリ。傷ついた心を抱えながら、すぐにそうは思えないかもしれませんが、いつかはきっと、そう思える日が来るようになると祈りつつ…。

《text:June Makiguchi》

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