『7つの贈り物』ロザリオ・ドーソン「違う人を演じることが、私にとって人生の勉強」

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『7つの贈り物』 ロザリオ・ドーソン photo:HIRAROCK
  • 『7つの贈り物』 ロザリオ・ドーソン photo:HIRAROCK
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過去に負った心の傷に痛みを感じ続けながら、ある“計画”を実行しようとしている男、ベン・トーマス。孤独に生きる彼は何者なのか? 彼の計画とは何なのか? そんなミステリアスな展開で観る者を翻弄しながら、深遠かつ重厚なラストへと導いていく衝撃の感動作『7つの贈り物』『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノ監督と主演俳優ウィル・スミスが再タッグを組んだことも話題の本作で、ヒロインのエミリーを演じたロザリオ・ドーソンに話を聞いた。

「いまもまだ心が揺さぶられてるわ」

『7つの贈り物』は、観終わった誰もが何かを考えずにはいられない問題提起の一作。それは出演者であるロザリオにとっても同じだったようだ。
「この映画は命、愛、死、別れ…、そのひとつひとつに意味があることを思い出させてくれる作品だと思う。私にとっても心に深く残る作品で、撮影現場でリハーサルをしていたときから出来上がったものを初めて目にしたときまで、常に心を揺さぶられ、感情をあふれさせていたわ。もちろん、いまもそうよ(笑)。映画の中でベンが行ったことが観る人をどんな気持ちや考えにさせるか、これがひとつの大きな論点になると思う。多くの人が観て、物語について考えてくれたら、こんなに嬉しいことはないわね」。

ロザリオ演じる心臓病患者のエミリーは計画遂行中のベンと出会い、恋に落ちる。この恋心こそが、後々になってベンの計画に思わぬ影響を及ぼすのだ。エミリーはベンの愛情の対象となるだけでなく、ストーリー上で大きな意味合いを持つヒロイン。ロザリオ自身、「彼女の生き方や考え方に触発された」という。
「ベンは心に傷を抱えていて、他人を信じることができない男性。だからこそ、エミリーの本当の姿が見たくて仕方がないかのように彼女を探っていくの。一方、エミリーは重い病気を抱えていて、他人の心配をしている余裕など本当はないのだけれど、彼女の広い心と前向きな生き方がベンの心を溶かしていく。そんな彼女の暗い事情とベンを照らす明るさの両面を誠実に演じようと心がけたわ」。

「役者というのは他人の靴を履く職業」

本作のエミリーはもちろん、『RENT/レント』で演じたドラッグ中毒のダンサー、『シン・シティ』の屈強な娼婦、『チェルシーホテル』の詩人の卵など、これまでも様々な役柄で深い印象を残してきたロザリオ。最後に、女優ロザリオ・ドーソンとしての信念を教えてもらった。
「よく使われる表現だけれど、役者というのは他人の靴を履く職業だと思う。自分ではない誰かを演じ、物語を伝えるのだから。いままで演じてきた役の中には愚かで好きになれない人物もいたし、自分とは違う価値観を持つ人物もいた。けれど、自分とは違う誰かを演じることこそが、私にとっての人生の勉強なの。幸い、私自身は理解のある家族に囲まれ、愛情あふれる家庭で育ったけれど、世の中の全ての人が満足のいく生い立ちなわけじゃない。例えば、愚かなことをしてしまった17歳の女の子を演じることになったとするでしょう? その場合、私は“何が彼女を愚かにさせたのかしら?”、“彼女はどんな17年間を送ってきたのかしら?”と考え、答えを導き出さなくてはいけないの。そうやって役を理解し、演じることは、自分の人間性を高めることにもつながる。その上で、物語を真実味のある形で伝えることが私にとってのチャレンジね。そんな役者でいられれば、少しは胸を張れるかな」。

初めて訪れた日本で、「母や祖母に着物を買いたい。何か日本らしくて素敵な物が欲しいの」とも語るロザリオ。愛ある家庭で真っ直ぐ、そして聡明な女性へと育った彼女の信念と挑戦に心を打たれた。



ウィル・スミス動画インタビュー
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/interview/2009/02/5519/index.html

ウディ・ハレルソン&バリー・ペッパー動画インタビュー
http://www.cinemacafe.net/news/cgi/interview/2009/02/5501/index.html
《text:Hikaru Watanabe / photo:HIRAROCK》

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