『アンナ・カレーニナ』キーラ・ナイトレイ ヒロインと反ヒロインの狭間で揺れた想い

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『アンナ・カレーニナ』-(c)2012 Focus Features LLC. All rights reserved. photography by Eugenio Recuenco,Laurie Sparham
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「私はずっと歴史ものが大好きだったの。歴史ものは私を現在から連れ出して、私の大好きなおとぎの世界に連れて行ってくれるから」と語るキーラ・ナイトレイ。実生活では2012年5月には婚約し、まさに女優業も私生活も順風満帆と言える彼女が今回挑戦したのが、ロシアの文豪レフ・トルストイによる最も美しく、最も哀しい愛の物語「アンナ・カレーニナ」の映画化となる本作だ。

「今回のアプローチは大胆なものだった。ジョー・ライト監督は私をオフィスに呼んで、この計画全てを説明してくれた。私は『やるわ!』と即答したわ」と作品に出演した経緯を明かすキーラ。準備としてこの小説をあらためて読むことで、登場人物に対する自身の感覚が変化するのが分かったと言う。
「この物語は、単に非凡な人物が登場するものすごくロマンチックなものと思っていたの。でも、撮影を始める前にもう一度小説を読む中で、素晴らしいと同時に、もっともっと暗いものであることが分かったわ」。

そして、アンナ・カレーニナはヒロインなのか、反ヒロインなのかという大きな疑問があることに気付いたのだと彼女は続ける。「監督と私はアンナについて絶え間なく自分自身に問いかけていたわ。私たちはアンナの良い面も悪い面も、優しさも残酷さも見せるべきだと感じたの。私はアンナを理解し、彼女の全てを捉えようとしたわ。それで、『アンナ・カレーニナ』は、私が関わったプロジェクトの中で最も厳しいものとなったの。わたしは彼女を出来過ぎた人物にしないように演じなければならないことが分かっていたのよ」。

その全てを理解しようと努めたキーラから見た、アンナという人物はどういったキャラクターなのだろうか? 「アンナは素晴らしくて過ちを犯しやすい人格の持ち主よ」とキーラは述懐し、話は原作の存在理由にまで及んだ。「アンナは人を人たらしめる人格なの。彼女の中に私たちは、欠点、大胆さ、恐ろしいほどの感情を見るわ。彼女が気になり、自分自身を認識せざるを得ないのよ。このような小説は、全体として人間の条件についての研究ともいえるものだから永続するでしょうね」。

冷静に、自らの役柄を捉えているキーラ。そんな彼女が熱く語ったのが劇中に登場するダンスシーンについてだ。「舞踏会シーンは素晴らしかったわ! (振付の)ラルビはまったくの新しいレベルを目指したので、私たちはそのダンスの型に取り組まなければならなかったの。何週間もかかり、みんな疲れていたわ。私の膝とお尻! 願わくば美しく映っていますように(笑)! このシーンは私とアーロン(・ジョンソン)の役柄の一部をよく表しているの。彼は白い衣装、私は黒で、まるで陰陽のよう。動きを通していかに感情を表現するか、そしてそれをいかに自分の役柄に合わせるかを理解することは、俳優としてまったく新しい一連のスキルを与えてくれたのよ」。そして彼女が「現実感が消えていくのが分かった」というのが斬新な撮影セット。今回、ライト監督の「劇場にセットを創る」というアイディアと共に本作の撮影は進められた。これにはキーラも驚いたようで「監督の考えは、才気あふれるものだったわ。劇場に足を踏み入れた途端、自身の空間感覚は変わり、その変化によってそれが劇場であることを忘れてしまうの。スケートリンクやベッツィーの邸宅を撮影しているときがまさにそうだった」と賞賛を惜しまない。

では最後に、本作で“アンナ・カレーニナ”というキャラクターを一番理解しているであろうキーラに聞いてみたい。この物語がいまもなお数多くの人を引き付ける理由とは? 「このストーリーは私たちが今日でも理解できるものよ。なぜなら皆持っていないものを欲しがるし、社会的な障害やルールにぶつかって、お互いに感情のもつれが起きるものだから」。

完璧なヒロインではなく、とても“人間らしい”ヒロイン。果たしてキーラは本作でどのうよなアンナを演じているのか? 公開を楽しみに待ちたい。
《text:cinemacafe.net》

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