森山未來×星野源 仲良し2人に共通する『聖☆おにいさん』への愛と、柔らかな声

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『聖☆おにいさん』森山未來、星野源/Photo:Utamaru
  • 『聖☆おにいさん』森山未來、星野源/Photo:Utamaru
  • 『聖☆おにいさん』森山未來/Photo:Utamaru
  • 『聖☆おにいさん』星野源/Photo:Utamaru
  • 『聖☆おにいさん』 -(C) 中村 光・講談社/SYM製作委員会
  • 『聖☆おにいさん』森山未來/Photo:Utamaru
  • 『聖☆おにいさん』星野源/Photo:Utamaru
  • 『聖☆おにいさん』 -(C) 中村 光・講談社/SYM製作委員会
  • 『聖☆おにいさん』森山未來/Photo:Utamaru
ブッダとイエスが、東京都立川の安アパートで下界のバカンスを満喫する物語が始まったのは2006年のこと。キリスト教や仏教などの逸話や俗説などを散りばめたコメディタッチの内容が徐々に話題となり、「このマンガがすごい! 2009」オトコ編で1位を獲得、手塚治虫文化賞短編賞も受賞し、累計発行部数が1,000万部を突破した大人気コミックが遂にアニメ映画『聖☆おにいさん』となってスクリーンに登場する。

螺髪に額の白毫(びゃくごう)、長い耳たぶが特徴のブッダの声を演じるのは、俳優・音楽家、文筆家として活躍する星野源。昔からアニメが大好きだった彼は、喜んでオファーを受けたという。声優へのプレッシャーを感じながらも、「僕は声優さんの役作りの仕方を知らないので、自分ができることをやるだけでした。監督からは演技指導はあまりなく、ブッダの感情についてのお話をよくされていたので、そこで産まれるものが大事だと思いながら演じました」と、現場の空気を感じながら臨んでいたようだ。

ブッダと共同生活を送る、ロン毛で髭面、頭に茨の冠をつけたイエスには、『モテキ』『苦役列車』で主演男優賞などを受賞した森山未來。イエスの声を演じるにあたって、実はオネエの言葉遣いを少なからずとも意識していたと明かしてくれた。
「イエスの台詞の中には、優しい言い回しや言葉遣いが多く出てくるけど、オネエになっちゃいけないと思いつつ、そこが聖人っぽい柔らかさの部分だから、意識していたところはあると思います(笑)。 毒も吐くし、辛辣なことも言うけれど、ああいう喋り方って人を傷つけないですよね」。

オファーの前から原作が大好きだったという2人に、お互いの声をどのように思っているのか聞いてみると、イメージ通りの声だとお互いに称えつつも、「未來は良い意味で変な人になっていると思う」と切り出したのは星野さん。
「最初に録ったOAD(コミック特装版に付属するDVDのこと)では、新宿二丁目のオネエっぽいと思った瞬間もありましたけど、とても独特な雰囲気を持っています。何故かほんのちょっとだけ変態っぽく聞こえる瞬間があるんですよ(笑)」。

「変態」の一言に苦笑いしつつ、星野さんの印象を語り始める森山さん。
「作品を観た人にも言われたけど、源ちゃんはとても声が柔らかい。ナレーションの仕事もしてるし、もちろん歌手でもあるけど、声の印象がどんどん強くなっているのは、自分がイメージしているブッダの声と源ちゃんの声が合っているからだと思うんです。これは、録る前から思っていたことでした」。

実はお互いの声の印象について話したのが初めてだったという2人。役作りについて話し合うことはしなかったというが、インタビュー中に見せる2人の楽しそうな掛け合いは、劇中のブッダとイエスの息の合ったコンビそのものだ。特に星野さんは最近まで入院して活動を休止していたとは思えないが、死や世の理を超えた存在を演じたことと、実際に入院したことで、何か意識は変わったのだろうか。
「入院生活は、地獄でした…。戻ってこれたのは奇跡的なんです。でも、それは嫌な思い出ではなく、むしろ良い思い出になったという気持ちの方が大きいです。そんな状況の後でブッダを演じてみて感じたのは、彼らがとてもピュアだということ。自分の欲望、煩悩に対しても正直で、逆に彼らが一番人間らしく思えました。天界では悟りを開いているふりをしていたんじゃないかって思えるぐらい、悟りを開いているようには感じないし(笑)」。

劇中では、おみくじや大家さんとのやりとりなど、原作を読んでいる人なら覚えのあるエピソードが数多く盛り込まれながらも、オリジナルのストーリーと、合間に入る四季折々の美しい景色が映し出される。映画ならではの魅力について、森山さんはこう語る。
「僕たちが普段、当たり前に過ごしている日常が、イエスとブッダにとっては全てがカルチャーショックでキラキラしたものに見える。映画ではより日本の魅力が強調されているように思います。ぜひ劇場で、バカンス気分を味わっていただきたいですね」。
《photo / text:Utamaru》

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