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ウェブ無料映画館「オウチ映画館」仕掛け人が語る! ショートフィルムの魅力とは

ネスレ日本株式会社が創業100周年を記念し、この春から自社が手掛けるエンタテインメントサイト「ネスレアミューズ」内にWeb上の無料映画館「ネスレアミューズ オウチ映画館」をオープンさせ、好評を博している。

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ウェブ無料映画館「オウチ映画館」仕掛け人が語る! ショートフィルムの魅力とは
  • ウェブ無料映画館「オウチ映画館」仕掛け人が語る! ショートフィルムの魅力とは
  • 別所哲也氏
  • ネスレ日本株式会社の代表取締役社長兼CEO・高岡浩三氏
  • 「ネスレアミューズ オウチ映画館」
ネスレ日本株式会社が創業100周年を記念し、この春から自社が手掛けるエンタテインメントサイト「ネスレアミューズ」内にWeb上の無料映画館「ネスレアミューズ オウチ映画館」をオープンさせ、好評を博している。

ショートフィルムの総合ブランド「ShortShorts」を手掛ける株式会社パシフィックボイス(代表取締役・別所哲也氏)の協力のもと、日本、アメリカ、フランスなど世界各国で制作されたショートフィルムを年内に100本公開する予定。各作品は1分以上25分以内という“スキマ時間”に楽しめる長さ。すでに家事や育児に忙しい主婦層を中心に注目を集めており、サイトオープンからわずか2か月で訪問数44万を上回っている。

今回、“仕掛け人”であるネスレ日本株式会社の代表取締役社長兼CEO・高岡浩三氏と、俳優で今年15回目を迎える短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア 2013」(SSFF&ASIA)の実行委員会委員長を務める別所さんが取材に応じ、「ネスレアミューズ オウチ映画館」が秘める可能性を熱く語り合った。

――ネスレ日本がショートフィルムの配信を始めた理由を教えてください。

高岡CEO:当社は2003年に、キットカットの日本発売30周年を記念し、岩井俊二監督とネット配信の短編『花とアリス』を製作しています。メーカーとして、ショートフィルムを手掛けたのは当社が初めてではないでしょうか。これを機に、私自身もショートフィルムがもつ情報の発信性に非常に惹かれました。その後、別所さんと出会い、ますます企業にとって有効なコンテンツになると直感しました。実際、「ネスレアミューズ オウチ映画館」への反響の大きさには自分でもびっくりしています。

――インターネットを始め、タブレット端末やスマートフォンの普及で、ショートフィルムがより気軽に楽しめる環境になっていますね。

別所さん:21世紀を迎えて、映画だって生まれ変わり、進化しないといけないと思うんです。映画は20世紀に生まれたビジネスプラットホームですから、「映画はこうあるべき」という考えは僕らにもある。「ネスレアミューズ オウチ映画館」はそこに切り込んで、ネットを通して、エンタテインメントとライフスタイルの融合を目指している。実際、ネスレアミューズによって、映画祭や映画館にこれない人でも、ネットで楽しむことができるようになったのはすごい進歩だと思います。非常に画期的なことですし、僕らにとっても大きな驚きです。

高岡CEO:もともとショートフィルムには優れた作品が多いのに、映画祭や特定のシアターでの上映に限られていました。幅広く見てもらえる機会が少ない現状を常々もったいないなと思っていたし、優秀なクリエーターに作品を発表する場を提供することもできる。そういう意味では、私どもと「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」との思いが合致しているのではないでしょうか。今回の「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2013」の受賞作品は7月25日(木)から「ネスレアミューズ オウチ映画館」でも公開予定ですので、ぜひ楽しみにしていてください。

――新たな才能の発掘という点では、7月25日から開催される「ネスレアミューズ映画祭」にも注目が集まっています。

高岡CEO:約50タイトルの中から、視聴者の投票が一番多かった作品に最優秀作品賞として賞金100万円を授与します。また、今年はネスレ日本100周年ということで、国内の作品を対象に特別賞を設け、こちらにも賞金100万円を贈ります。さらに新たな試みとして、次回作の(ショートフィルムの)製作費を提供させていただきます。その作品に加え、ネスレのCMを作っていただき、作品の前にそのCMを流します。作品は劇場公開を前提とせず、youtubeで公開します。スマートフォンやタブレット、PCで誰でもいつでも、どこでも無料で見ることができるモデルを作りたいというのが我々の思いです。

別所さん:何かアクションを起こす、というのがショートフィルムの原点でもある。僕自身、ゆくゆくは1億円プレイヤーならぬ、1億円フィルムメーカーを生み出したいと思っています。ハリウッドやカンヌ映画祭といった国際舞台に飛び出す才能ですね。「ネスレアミューズ映画祭」と「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」が新たな価値とスキーム、そしてサクセスストリーを生み出す装置になれればと嬉しいですね。

――ズバリ、ショートフィルムの魅力は何だと思いますか?

高岡CEO:今は広告だけでは、モノが売れない。いわば企業とお客様がダイレクトに通じ合う“コミュニティの時代”だといえます。そのコミュニティの方々に、商品以外のサービスでお客様に答えていくために、そしてそれ以外の方にもコミュニケーションしていく上で、ショートフィルムが大きな役割を果たしてくれている。従来型の宣伝ではなく、監督がショートフィルムに込めたメッセージにこそ、広告パワーが秘められていると感じています。

別所さん:同感ですね。「見て楽しい」「ワクワクする」「感動し、心が動く」。人間は欲張りなので、いろんな感情を動かしたいんですよ。ソーシャルメディアを通した“共有”が当たり前の時代だから、なおさら映画館とはまったく違う“つながる”楽しみが増している。ぜひ、ビジュアルサプリメントとして楽しんでほしいですね。それにショートフィルムは、映画の原点であり原石。もっともっとルールから解き放たれるべきだと思いますね。
《シネマカフェ編集部》

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