来日中のアンジェリーナ・ジョリー、国連大学でレイプ撲滅を訴える

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アンジェリーナ・ジョリー/『最愛の大地』特別上映会 in 国連大学
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昨日より、パートナーのブラッド・ピットと来日中のアンジェリーナ・ジョリー。自身の初監督作『最愛の大地』の特別上映会が、7月29日(月)、東京・国際連合大学にて行われ、紛争下における性的暴力の撲滅を訴えた。

1992年、ボスニア・ヘルツェゴビナの内戦が激しくなる中、アイラはセルビア兵に捕らえられ、収容所に収監される。女性としての尊厳を傷付けられる屈辱の日々を送るアイラをかばうため、かつての恋人であり敵軍の将校・ダニエルは、彼女に画家として彼の肖像を描く任務を与える。

一時ながら、地獄から逃れることができたアイラ。ダニエルの“囲われ者”という立場だったが、彼の肖像画を描くうちに2人の間にはかつての愛が蘇る。しかし、そんな2人を引き裂くように戦争は激化していき…。

乳房切除手術後、初の来日となったアンジー。この日は、ハリウッドスターとしてではなく、さらには映画監督としてでもなく、「私は活動家としてここにいます」という言葉通り、国連難民高等弁務官事務所(以下:UNHCR)の特使として出席。黒のフレア・ワンピースに白いヒールと、普段のレッドカーペットなどのイベント時は違う装いで壇上に立った。

「この素晴らしい街で、みなさんとご一緒できることを光栄に思います。女性の権利やジェンダーの問題について、強い姿勢を表明してくださっている岸田外務大臣、国連に長く貢献してくださってきた緒方貞子さんに、感謝致します。たくさんの学生・生徒の方々もみえていて、とても嬉しく思います」と挨拶したアンジー。

さらに、「ボスニアでの戦争が始まったのは、私が17歳のときです」と続ける。「包囲攻撃や虐殺で、何十万もの人々がなくなりました。性暴力が、民族浄化の手段として大規模に用いられました」と痛ましい過去をふり返る。

「私がこの映画を作ったのは、ボスニアでの戦争について、私が当時理解していなかったことがたくさんあったからです」とそのきっかけを語る。

「それは、私たちの多くがいまなお苦しんでいる問題でもあります。友人や隣人として平和に暮らしてきた人たちが、一体どうして互いを攻撃するようになるのか…。戦争がいかに人間を変え、言葉にできないほどの残虐な行為をさせるようになるのか…。そして、すべてを失うとはどういうことなのか? ありとあらゆるトラウマや暴力を経験し、そのうえ国際社会に見捨てられる――助けが必要なときに、世界から背中を向けられたと感じる。それは一体どういうことなのか…」と、集まった人々に問いかけた。

「私はこうした問題を、映画という方法を通じて見極めようと思いました。でも、それはアートであり、ドキュメンタリーではありません。ここでの目的は、非難や中傷ではなく、理解しようとすることです。人間の在り様に対する考察です。しかし、(映画というものは)アートですから、人によって見方は様々でしょう。どんな判断を下すかは、ご覧になる方、一人一人の自由です。でも、判断の中身がどうあれ、みなさんがこうした問題について、もっともっと考えるようになってほしい。それが私の願いです」と訴えた。

最後に、「力を合わせれば、こうした悲劇を二度と繰り返させないことができます。過去を変えることはできませんが、未来はそう、私たちの自由になるのです。そして、あなたはその未来の鍵を握る一人なのです」と締めくくった。

アンジーは同日の夜、ブラッドの最新主演作『ワールド・ウォーZ』のジャパン・プレミアに出席する予定だ。

『最愛の大地』は8月10日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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