“ポスト・ジブリ”が語る『かぐや姫の物語』 「国宝級」「製作費50億でも安い」

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『かぐや姫の物語』-(C) 2013 畑事務所・GNDHDDTK
  • 『かぐや姫の物語』-(C) 2013 畑事務所・GNDHDDTK
  • 『夢と狂気の王国』 -(C) 2013 dwango
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  • 高畑勲監督&朝倉あき&高良健吾&宮本信子&田畑智子&宇崎竜童&上川隆也&朝丘雪路&二階堂和美(主題歌「いのちの記憶」)&坂口理子(脚本)/『かぐや姫の物語』完成報告会見
  • 宮崎駿(監督) -(C) Getty Images
  • 鈴木敏夫(プロデューサー) -(C) Getty Images
  • “ポスト・ジブリ”が語る『かぐや姫の物語』 「国宝級」「製作費50億でも安い」
宮崎駿監督の引退表明&『風立ちぬ』の大ヒットが社会現象を巻き起こした“ジブリイヤー”。その締めくくりとして、高畑勲監督の最新作『かぐや姫の物語』の公開(11月23日)が迫る中、“ポストジブリ”と目されるスタジオのプロデューサー陣が同作について語っている。

スタジオジブリの今に迫るドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』(砂田麻美監督)の公開を記念し、11月15日(金)夜、東京・新宿バルト9で、現在ジブリでプロデューサー見習いを務める川上量生氏を聞き手に、『009 RE:CYBORG』などで知られる「Production I.G」の石井朋彦プロデューサー、細田守監督の『おおかみこどもの雨と雪』を制作するため、「スタジオ地図」を立ち上げた齋藤優一郎プロデューサーの両人がトークショーを実施。2つのスタジオとも“ポスト・スタジオジブリ”の最右翼として国内外で注目される存在だ。

高畑監督にとって14年ぶりの新作となる『かぐや姫の物語』は、日本最古の物語文学「竹取物語」に隠された、ひとりの少女・かぐや姫の“罪と罰”を独特なタッチで描く長編アニメーション。そんな本作について、石井氏は「瞬きするのももったいないほど。世界一の演出家の手練と、手で描いた絵が動き出すすさまじさに圧倒された。何より、かぐや姫が可愛い」と絶賛。

さらに「緻密化、キャラ化する日本のアニメと真逆で、ムダが一切なく省略的な世界だからこそ、感動できる。何より“高畑さんの「かぐや姫」”になっている点が素晴らしい」。

製作に8年を費やし、総製作費は50億円。それでもプロデューサー目線では「暴言かもしれないが、50億円でも安いと思う」と言い、「国宝級ですよ。巷では高畑監督の最後の作品と言われるが、これを観て『まだ作るな』と思った」と熱弁していた。石井氏はジブリで、高畑監督の前作『ホーホケキョ となりの山田くん』の制作に携わった経験を持つ。

一方の齋藤氏も「やはり絵画としての魅力がある。今、国宝って話が出ましたが、重文(重要文化財)にふさわしい」とやはり賞賛を惜しまない。『おおかみこどもの雨と雪』の大成功で俄然注目を浴びる中、「ポストジブリと言われても、時代も人材も違いますからね…。やっぱり○○的を目指すよりも、常に新しいチャレンジを重ねて、自分たち的なことをするしかないと思う」と決意を新たにしていた。

『夢と狂気の王国』は新宿バルト9ほかにて公開中。
『かぐや姫の物語』は11月23日(土・祝)より全国にて公開。
《text:Ryo Uchida》

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