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アンジェリーナ・ジョリー、好きな中国人監督をめぐる発言で波紋を呼ぶ

最新作『マレフィセント』のプロモーションで中国を訪問したアンジェリーナ・ジョリーが、好きな映画監督として台湾出身のアン・リー監督の名を挙げ…

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アンジェリーナ・ジョリー-(C) Getty Images
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  • アンジェリーナ・ジョリー&ブラッド・ピット-(C) Getty Images
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最新作『マレフィセント』のプロモーションで中国を訪問したアンジェリーナ・ジョリーが、好きな映画監督として台湾出身のアン・リー監督の名を挙げ、その際の発言が波紋を呼んでいる。

上海で行なわれた記者会見で好きな中国人監督を聞かれたアンジェリーナは、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』でアカデミー賞監督賞に輝いたアン・リーだと答えた。彼女は「アン・リーを中国人とみなすのかどうか、分かりませんが。彼は台湾人ですから。でも、彼は多くの中国のアーティストや俳優と中国語の映画を作っていますよね。彼の作品と出演している俳優たちは私にとって最もなじみがあり、大好きです」と語った。

この発言は、中華人民共和国と台湾が別々の国であると示唆するものだとして、中国の一部の人々が反発、中国版Twitterの微博(ウェイボ)で非難の声を上げている。「聡明な女性のはずが、馬鹿な笑い者になってしまった」「いかれた台湾独立支持者」などとアンジェリーナをこきおろし、『マレフィセント』を観に行く者は「裏切り者になるだろう」など、書き込みはエスカレートしていった。

一方、台湾では「アン・リーが台湾人だという彼女のコメントは、彼女が国連の親善大使にふさわしい人物であることを示している。彼女は真実を言うことを恐れない」とFacebookでアンジェリーナを支持する女性も登場した。アン・リーはアメリカの市民権を取得しているが、台湾南部の屏東県出身だ。

『マレフィセント』を製作したディズニー社の上海代理人はアンジェリーナの発言について「彼女の個人的な意見です」とコメントしている。

今回の中国訪問にはアンジェリーナの婚約者、ブラッド・ピットも同行しているが、ブラッドは1997年に『セブン・イヤーズ・イン・チベット』に主演して中国当局の怒りを買い、ブラックリスト入りしたことがある。

12日(現地時間)、アンジェリーナはこの件について新たなコメントは出していない。
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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