仕事がデキる人ほど要注意!? 「燃え尽き症候群」の乗り越え方

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「燃え尽き症候群」の女性を演じた、シャルロット・ゲンズブール/『サンバ』-(C) Quad - Ten Films - Gaumont - TF1 Films Productions - Korokoro
  • 「燃え尽き症候群」の女性を演じた、シャルロット・ゲンズブール/『サンバ』-(C) Quad - Ten Films - Gaumont - TF1 Films Productions - Korokoro
  • シャルロット・ゲンズブール&オマール・シー/『サンバ』-(C) Quad - Ten Films - Gaumont - TF1 Films Productions - Korokoro
  • 『サンバ』/(C) Quad - Ten Films - Gaumont - TF1 Films Productions - Korokoro
  • シャルロット・ゲンズブール/『サンバ』(c) Quad - Ten Films - Gaumont - TF1 Films Productions - Korokoro
  • 『サンバ』(c) Quad - Ten Films - Gaumont - TF1 Films Productions - Korokoro
  • 『サンバ』ポスター(c) Quad - Ten Films - Gaumont - TF1 Films Productions - Korokoro
2012年、日本中を笑いと涙で包み込み、ロングランヒットとなった『最強のふたり』の主演オマール・シーと、エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ両監督が再びタッグを組んだ『サンバ』。アフリカからフランスにやってきた陽気な青年サンバの恋や友情を、シニカルなユーモアで現代社会を映しつつ描いた本作の一般試写会が、先日行われた。

その際に実施されたアンケートから見えてきたのは、本作でシャルロット・ゲンズブールが演じた「燃え尽き症候群」のキャリア女性・アリスに共感し、自分を重ねる女性たちの姿。ついつい仕事を頑張り過ぎてしまう、デキる女性ほど要注意といわれる「燃え尽き症候群」の乗り越え方を、『サンバ』から探ってみた。

サンバ(オマール・シー)は、料理人になることを目指し、アフリカ・セネガルからフランスにやってきて10年。ところが、ちょっとした手違いから滞在許可書がもらえず、国外退去を命じられた彼は、移民支援協会に相談することに。そこで出会ったのが、ボランティアのアリス(シャルロット・ゲンズブール)だった。

たいてい、移民支援協会で働くボランティアといえば、法科を学ぶ学生か年配の女性。なぜ、こんなところにアリスような女性が? そう不思議に思ったサンバは彼女に関心を持っていく。一方のアリスも、困難な状況にいるのに笑顔を忘れないサンバに興味を抱き、彼のために尽力するように。最初はぶつかり合っていたふたりだが、次第に心を通わせるようになり、やがて恋に落ちる。

実は、ボランティアの中でどこか場違いに見えるアリスは、15年間、大手の人材紹介会社で働いてきた“バリキャリ女子”。友人も作らず、旅行にも行かず、一心不乱に働いてきたが、成績を伸ばすよう圧力をかけられ続け、ある日ふとしたことからブチキレる。やる気を失い、虚無感にさいなまれた彼女は入院し、休職中の身に。協会でのボランティアも、リハビリ治療の一環だった。

そんなアリスを演じた、フランスを代表する女優のシャルロット。コメディに出演するのは意外なようにも思えるが、知的で芯の強さを感じさせながら、いまにも壊れそうな繊細さを持ち合わせた「燃え尽き症候群」のアリスは、思いがけないハマり役となっている。

今回の試写会でのアンケートによれば、実に7割以上の人が、劇中のアリスのように仕事内容や職場の人間関係などから、慢性的なストレスや倦怠感、欲求不満を感じたことがあるという。

では、それをどうやって乗り越えているかといえば、「休むときはしっかり休む」「自然に任せた」と「時間」が解決してくれると考える人や、あるいは「考えないようする」「趣味で息抜きする」というスタンスを貫き、「ノー天気に生きることも必要」とある種の悟りの境地(?)を得た人も。その一方で、あえて「仕事にのめり込む」といった強者もいた。

また、物理的にその状況から離れることが一番と「旅行」「転職」を挙げる人も多く、「無理に勤めてストレスをためるぐらいなら、辞めて次を探す」というキッパリした意見も。さらには、「自分の時間を取り戻す、リハビリ期間を設けた」という、まさに劇中のアリスと同じような状況の人もおり、「下を向いていても落ち込むので、笑う、話をする、『むかつく』と怒鳴ってみる」と、時にはブチキレる以前に(!?)、感情を吐き出すことが大切という意見もあった。

中には、「自分の考えを変えるしかない。自分が変わるのが一番の近道」「新しい価値観を発見する暮らしを見つける」と、結局は“自分次第”というとらえ方をする人も。そのためには、ひき籠もってばかりはいられず、アリスがサンバとの距離を縮めていったように、人との交わりは欠かせない。

例えば、アリスが自身の身の上を思い切ってサンバに語ったとき、彼は「燃え尽きた友だちに感動した」とアリスを称え、あるがままを認めていた。そんなサンバや、常に前向きなラテン系イケメンのウィルソン(タハール・ ラヒム)たちとの関わりは、確かに彼女を少しずつ変化させていく。

もちろん、ストレス解消法として「映画を見る」という声も多数。そんなちょっぴり心が疲れたときに、『サンバ』はオススメの1本となるはずだ。

『サンバ』は12月26日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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