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14歳、ひと夏の成長を体現した少年たちに聞く…ミシェル・ゴンドリー最新作『グッバイ、サマー』

『エターナル・サンシャイン』から、『恋愛睡眠のすすめ』『僕らのミライへ逆回転』『ムード・インディゴ うたかたの日々』と、創造性と遊び心に満ちた独特の世界観

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『グッバイ、サマー』(C)Partizan Films- Studiocanal 2015
『グッバイ、サマー』(C)Partizan Films- Studiocanal 2015
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『エターナル・サンシャイン』から、『恋愛睡眠のすすめ』『僕らのミライへ逆回転』『ムード・インディゴ うたかたの日々』などまで、創造性と遊び心に満ちた独特の世界観と映像で、観る者の心に温かい刺激をくれるミシェル・ゴンドリー監督。

その最新作『グッバイ、サマー』は、少年時代、“画家か発明家になりたかった”という監督が、「100%僕の思い出からできている」と語る自伝的青春ストーリーだ。本作から、“みんなと同じは嫌”という悩みごとを抱える画家志望のダニエルを演じたアンジュ・ダルジャンと、彼と意気投合する機械いじりの好きな転校生テオを演じたテオフィル・バケ、初々しい少年2人の魅力たっぷりなインタビューが到着した。

学校で浮いていた2人の少年は意気投合し、息苦しくうんざりするような毎日を脱出するため、“ある計画”を考えつく。それはスクラップを集めて夢の車=“動くログハウス”を作り、夏休みに冒険に出ることだった――。

長い髪のせいでよく女の子に間違われ、クラスメイトからはミクロ(チビ)と呼ばれ、恋するローラには全く相手にされていないダニエルを好演したアンジュ。本作のキャスティングについて、彼は「あるとき、道で呼び止められて『自分が探している役に適しているから』とこの作品のキャスティングディレクターに声をかけられたんだ。それで、オーディションに6回通って、ようやく選ばれたんだ」と、スカウトの大抜擢によって役を射止めたことを語る。

一方、目立ちたがり屋で、自分でカスタマイズした自転車を乗り回し、趣味の機械いじりのせいでガソリンの匂いを漂わせている転校生、“ガソリン”ことテオを演じたテオフィルは、ゴンドリー監督について「全く知らなかった。出演が決まってから、父に教わって『エターナル・サンシャイン』を観て、撮影が始まってから『ウィ・アンド・アイ』を観たんだ。どちらも大好きな作品だったよ」と明かす。するとアンジュも、「僕も彼の名前は知らなかったけれど、『僕らのミライへ逆回転』が大好きだったんだ。その後に観た『エターナル・サンシャイン』もお気に入りの映画だよ」と、2人ともゴンドリー監督作品にすっかり夢中になった様子だ。

そんな彼らがリスペクトするゴンドリー監督との仕事について、テオフィルは「彼は、映画に対して僕が想像もしなかったようなヴィジョンを持っている。普通の人と違った物の見方というか。例えば、脚本には彼の夢がいっぱい詰まっている。この映画は前半、彼自身の思い出をもとにしていて、後半はその前半を書いている間に、彼が見た夢をもとにしている。とにかく、独特の世界観があって、同時にちょっと子どもっぽいところが好きだ」と、監督と“夢”との関係性と、世界観についての魅力を語っている。

また、それぞれが演じたキャラクターについてアンジュは、「僕は、ダニエルと似ているところは少ないかも。彼よりはもっと外交的。ダニエルは、僕よりも絵を描くのが好きだしアーティスティックだ。でも、部屋のちらかし状態は、僕と同じ(笑)」と、同年代の男の子として共感があるという。テオフィルも「共感する部分はあるよ」と語り、「テオのちょっとアウトサイダーっぽいところや、疎外感、保守的なものに対して反抗的なところ。それに、テオのダニエルに対する感情とか」と自身を役に重ね合わせ、同年代ならではの友達に対する感情や感覚を指摘した。

今後の俳優業については、「僕は、スティーブン・スピルバーク監督、ウォシャウスキー姉妹と仕事をしてみたい。究極の夢だね」とテオフィル。そして「僕は、ティム・バートンの映画が好きだから、彼の作品に出られたら嬉しい(笑)。もちろん、ミシェルともまた一緒に仕事をしたいし、あとは、マーティン・スコセッシ監督!」とアンジェが続けると、「スコセッシ!? もしかして、レオナルド・デカプリオの後釜ってこと!?」と、2人は今後の野望(?)を大いに語り合っていた。

『グッバイ、サマー』はYEBISU GARDEN CINEMA、新宿シネマカリテほか全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

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