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【独女のたわごとvol.39】街がきらめく季節、貴方は何を見てドキドキしますか?

こんばんは、古山エリーです。この季節になると毎年のことではありますが、街の至るところでクリスマス・イルミネーションが煌めいていて、冬だなぁ~、恋人たちの季節だなぁ~と、しみじみしています。

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『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』(C)TRIO IN PRAGUE 2016
『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』(C)TRIO IN PRAGUE 2016
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こんばんは、古山エリーです。この季節になると毎年のことではありますが、街の至るところでクリスマス・イルミネーションが煌めいていて、冬だなぁ~、恋人たちの季節だなぁ~と、しみじみしています(ほぼ羨望と諦めの眼差し…)。

好きな人がいるのであれば、次のデートは何処へ行こうかと盛り上がるのでしょうけれど、寂しいかな、恋人なしの四十路にとっては近寄りたくないエリアになっています。

そんなキラキラを避けるかのように、“おひとりさま”の親友と箱根の温泉に行こうと計画中。彼女と出会ったのは高校時代なので、もう25年の付き合いになります(改めて数字にすると恐ろしい…)。

最近は会う機会が減ってしまいましたが、20代の頃は毎日のように遊んでいました。仕事を終えて合流し、夜中まで遊んで、翌朝フツーに会社へ行く(あ、20代はフリーランスではなく会社員だったのです)。無茶もたくさんしました。恋もたくさんしました。それ以上に失敗もたくさんしました。20代のパワーって凄いなぁと、いまは他人事のように思えます(遠い目…)。

箱根の温泉プチ旅行では、昔はああだったね、こうだったね、という話に花が咲き、今後の人生どうする? 独女が生きていくための作戦会議をするのだと思います。そこに少しでも恋の話が出ればいいのですが、最近は本当にドキドキしなくて(悲しすぎる…)、このまま枯れていくのかと不安になります(真面目に…)。

というわけで、今回セレクトしたドキドキするための映画は『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』。ええ、現代劇ではなかなか心が揺れ動かなくなっている四十路にありがちな過去への逃避です。

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』(C)TRIO IN PRAGUE 2016
モーツァルトと言えば、「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」など、誰もが知っているオペラを生み出した音楽家。この映画では、彼が「フィガロの結婚」上演のためプラハを訪れたときに「ドン・ジョヴァンニ」を作曲したという史実をベースに、その曲が生まれる背景にこんな愛の物語があったとしたら…という独創的な物語になっています。

プラハに招かれたモーツァルト(アナイリン・バーナード)は、そこで新進歌手のスザンナ(モーフィッド・クラーク)と出会い、恋に落ちて──なんともまあ、お決まりの展開なのですが、この映画の面白さはモーツァルトが作曲しているオペラ「ドン・ジョヴァンニ」の世界と現実世界がリンクして描かれていること。

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』(C)TRIO IN PRAGUE 2016
妻子がありながらもスザンナに惹かれるモーツァルト、彼への気持ちを止められないスザンナ。そして、スザンナを狙う猟色家のサロカ男爵(ジェームズ・ピュアフォイ)。この3人の間で渦巻く愛、嫉妬、陰謀が描かれます。

特にサロカ男爵の猟色家ぶりが、まあ気持ち悪くって! でも、その気持ち悪さが際立っているからこそ、モーツァルトとスザンナの愛が純粋で高貴に見える。だって冷静に現代に置き換えて考えると、プラハ出張中に浮気をした妻帯者の男、権力と金で女を支配しようとする男、そんな2人の男性に惚れられてしまった才色兼備の若き女性の恋の三角関係ですからね。そう、王道のメロドラマ! だからハマっちゃうんです。

『プラハのモーツァルト 誘惑のマスカレード』(C)TRIO IN PRAGUE 2016
物語がシンプルだからこそ、モーツァルトの名曲が、オペラ歌手の歌声が、プラハ市立フィルハーモニー管弦楽団の演奏が──芸術的美しさも堪能できる。王道の恋愛ものを求めている女性、おすすめです。あ、忘れてました! この作品を選んだ理由のひとつは、モーツァルト役のアナイリン・バーナードの魅力も大きい(それが一番だったりして…)。注目の英国俳優です! 今宵はここまで、また次回。(Elie Furuyama)
《Elie Furuyama》

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