1987年、ハーレム。クレアリース“プレシャス”ジョーンズ(ガボレイ・シディベ)は、16歳にして父親の子供を身ごもり、母親にこき使われ、文字の読み書きもできない。理想とは程遠い毎日を送る中、学校を退学させられたプレシャスは、フリースクールに通い始める。そこである教師と出会い、プレシャスは人生に目覚め、学ぶ喜び、そして人を愛し、愛される喜びを知る。それは、いままでに考えたこともないことだった――。
リー・ダニエルズ
マライア・キャリーが4月30日、ニック・キャノンとの3回目の結婚記念日にロサンゼルスの病院で双子を出産したと、彼女の代理人が発表した。
1年が過ぎるのは早いなと、思うこの時期。お正月、クリスマスなどもそんな風に思いますが、やはり映画業界にいると、オスカーをひとつの区切りとすることもしばしば。ですから、そろそろ今年のオスカーの話題でも書いてくださいとお声がかかると、「もうそんな時期ですか…」と思うのです。そのわりに、去年の話題作、つまり受賞作やノミネート作品については、すっかり“過去の映画”のような気もしたりして(失礼!)。
ついこないだ年が明けたばかり…と思っていたら、あれよあれよという間に2010年も折り返し地点。もはや恒例行事となった(?)首相の交代に、上海万博、スポーツ界ではバンクーバー五輪に開催中のFIFAワールドカップなどなど、いろんなことがありましたが、さて映画は? 夫婦対決&初の女性監督のオスカー受賞にわいたアカデミー賞に、昨年末から続く『アバター』の歴代興行成績を塗り替える快進撃など、映画界は歴史的なニュースにわきました。日本国内では、昨年まで邦画の好調と洋画の低迷がしきりに叫ばれていましたが、先述の『アバター』をはじめとする3D映画時代の到来もあって、洋画が持ち直してきた感も…。もちろん、ハリウッドスターの人気はいつだって衰えることなし! ここでは、この半年間で来日を果たしたスターたちにスポットを当て、2010年上半期をふり返ります。
演技経験ゼロの新人が主演に抜擢され、さらにアカデミー賞にノミネート。無名だったガボレイ・シディベの名は瞬く間に世界へ広まった。受賞は逃したものの、サンドラ・ブロック(受賞)やメリル・ストリープ、ヘレン・ミレンといった大物女優たちと肩を並べ、同じステージに立ったことは事実だ。虐待、家族、絆、愛……様々なテーマが盛り込まれているこの『プレシャス』で、16歳の主人公クレアリース・“プレシャス”・ジョーンズを演じた27歳の新人女優ガボレイ・シディベとは一体どんな人物なのか──。
今年のアカデミーで助演女優賞と脚色賞の2部門に輝いた『プレシャス』に主演し、自らも主演女優賞にノミネートされたガボレイ・シディベが来日し、4月5日(月)に開催された本作の特別試写会の舞台挨拶に登壇した。
『ハート・ロッカー』が作品賞を始め6部門を制し幕を閉じた第82回アカデミー賞。授賞式前は『ハート・ロッカー』と、同じく9部門ノミネートの『アバター』の一騎打ちを予想する声が多かったが、その『アバター』はスタッフ部門3部門受賞にとどまった。これまでの賞レースの流れをふり返りつつ、主要部門の結果について総括!
第82回アカデミー賞授賞式の俳優部門で、助演男優賞に続いて発表された助演女優賞。ロビン・ウィリアムスの発表で、見事オスカーを獲得したのは『プレシャス』のモニーク。
NAACP(全国有色人種向上協会)がアメリカ国内の映画やTV、音楽、文学の世界で際立った活躍をした人物に贈るNAACPイメージ・アワードが先月26日にロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで開催、映画部門8部門で候補となっていた映画『プレシャス』が、作品賞と監督賞(リー・ダニエルズ)を含む6部門を受賞した。
メリル・ストリープら大物女優たちと並び、2人の新人女優がアカデミー賞主演女優賞候補として名前を連ねている。『17歳の肖像』のキャリー・マリガンと『プレシャス』のガボレイ・シディビーだ。
3月7日に発表されるアカデミー賞のゆくえを占う上でも非常に重要な意味を持つ英国アカデミー賞(BAFTA)が発表! ここまでの賞レースで『アバター』の対抗馬として注目を集めているキャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』が作品賞、監督賞を含む6部門を制した。
約2週間後に控える、第82回アカデミー賞授賞式。会場となるハリウッドのコダック・シアターには数々のスター、そして世界各国のメディアが一堂に会するが、同日、実は東海岸ニューヨークでもこの年に一度の祭典を盛大に祝う、オスカー・パーティが映画芸術科学アカデミー(Academy of Motion Picture Arts and Sciences)の会員を集めて毎年開催されている。先日、そのパーティの席でゲストに振舞われる、ノミネート映画にちなんだユニークなメニューの数々がお目見えとなった。
授賞式を3週間後に控えた第82回アカデミー賞の候補者の昼食会が15日、ロサンゼルスのビヴァリー・ヒルトン・ホテルで開催され、各賞の候補者たちが一堂に会した。
もうすでにシネマカフェ読者のみなさんはご存知でしょうが、先日アカデミー賞のノミネーションが発表されましたね。その中で、今年ブレイクしそうな女優の一人で私が注目しているのが、『プレシャス』で主演女優賞にノミネートされた新鋭、ガボレイ・シディビーです。
第82回アカデミー賞の候補が2日未明(現地時間)にロサンゼルスで発表され、『アバター』と『ハート・ロッカー』が最多9部門でノミネートされた。
1月30日(現地時間)、カリフォルニア州センチュリー・シティのハイアット・リージェンシー・センチュリー・プラザで第62回全米監督協会(DGA)賞授賞式が行われ、『ハート・ロッカー』(写真)のキャサリン・ビグロー監督が最高賞を受賞、女性監督として初の快挙となった。
全米の映画・テレビ俳優が加盟する映画俳優組合(SAG)の組合員投票によって決まる第16回映画俳優組合賞授賞式が23日、ロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムで開催された。
21日、英国アカデミー賞(BAFTA)ノミネーションが発表され、『アバター』、『ハート・ロッカー』(写真)、『17歳の肖像』の3本がそれぞれ最多8部門で候補に選出された。
去る1月17日(米ロサンゼルス現地時間)、映画界の賞レースの終盤戦を飾る話題のひとつ、第67回ゴールデン・グローブ賞が発表されました。
17日(現地時間)、第67回ゴールデン・グローブ賞授賞式が開催され、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』が映画ドラマ部門の作品賞、監督賞を受賞した。
新年早々の1月3日(現地時間)、アカデミー賞へと続く賞レースのひとつである全米映画批評家協会賞(National Society of Film Critics Awards)の各賞が発表され、イラク戦争を扱った『ハート・ロッカー』が作品賞、監督賞、主演男優賞の3冠に輝いた。
15日のゴールデン・グローブ賞に続き、今度は第16回全米映画俳優組合(SAG)賞の候補が発表された。SAGに加盟する10万人の中からランダムに選ばれた4,200人(映画、TV界からそれぞれ2,100人ずつ)によって候補を選出し、約10万人の会員による投票で決定する賞で、対象となるのは俳優のみ。ゴールデン・グローブ賞で最多ノミネートの『マイレージ、マイライフ』はジョージ・クルーニーが主演男優賞、ヴェラ・ファーミガとアナ・ケンドリックが助演女優賞候補となった。