ミカエルは、財界汚職事件を記事にして名誉棄損裁判で敗訴し休職中。そんなある日、スウェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長からある依頼が舞い込む。その依頼の真の目的は40年前に忽然と姿を消した娘ハリエットの失踪事件の真相究明。なかなか手がかりが掴めないミカエルに、天才的な資料収集能力の持ち主・リスベットが紹介された。顔色は悪く無口で痩身、肩から背中にかけて龍の刺青(ドラゴン・タトゥー)が刻まれた彼女は、ハリエットの日記からロシア付近で起きた未解決連続猟奇殺人事件との関わりを調べるのだが…。
デヴィッド・フィンチャー