ある日、熱田家の母・乙美が突然亡くなった。2週間後、生きる気力を失っていた夫・良平(石橋蓮司)の元に、派手な格好のイマドキ女子・イモ(二階堂ふみ)が訪れる。イモは乙美から頼まれていた四十九日までの細々とした家事などを引き受けに来たと言い、乙美が残したという「レシピ」の存在を伝える。そこへ夫との関係に終止符を打ったという、東京で生活を送っていた娘の百合子(永作博美)が帰ってくる。良平と百合子、それぞれ心に傷を負った親子は、最愛の妻、そして母であった乙美の人生をふり返りながら、立ち直っていくまでの四十九日を温かく描く
タナダユキ