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父に、母に、子どもたちに感涙! この秋、おすすめの家族映画

名匠マイケル・ウィンターボトム監督が、父親不在のある家族を、ごくあたりまえの日常を通じて描く『いとしきエブリディ』…

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『いとしきエブリデイ』 -(C) 7 DAYS FILMS LIMITED 2012.ALL RIGHTS RESERVED.
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  • 『四十九日のレシピ』-(C) 2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会
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  • 福山雅治&尾野真千子/『そして父になる』 -(C)  2013『そして父になる』製作委員会
  • リリー・フランキー/『そして父になる』 -(C)  2013『そして父になる』製作委員会
  • 『そして父になる』 -(C)  2013『そして父になる』製作委員会
名匠マイケル・ウィンターボトム監督が、父親不在のある家族をごくあたりまえの日常を通じて描く『いとしきエブリデイ』。いち早く本作を鑑賞したプレス関係者から、“もう一つの『そして父になる』”とも呼ばれた本作を始め、母亡き後、遺された父と娘の再生を描いた『四十九日のレシピ』と、今秋公開が続く“家族”の映画をクローズアップ。映画の中の父や母に、そして子どもたちに涙する、家族映画3作に注目した。

ステファニー、ロバート、ショーン、カトリーナの兄妹は、毎朝同じ道を通って学校へ通い、母・カレンはみんなを学校へ送った後に仕事へ向かう。どこにでもある毎日。でも、違うのは父親がいないこと。父親は5年の刑期で刑務所にいて、会えるのはほんのわずかな面会時間だけだった…。

『いとしきエブリデイ』は、ベルリン国際映画祭「金熊賞」を受賞した『イン・ディス・ワールド』などで国際的に高い評価を得ているウィンターボトム監督が、音楽を担当するマイケル・ナイマンと『ひかりのまち』以来のタッグを組み、長い間離れて暮らした家族の“愛”と“時間”を描く。

ウィンターボトム監督は、撮影開始時点で8歳、6歳、4歳、3歳だった実の兄妹を、5年もの歳月をかけてカメラに収めながら、その成長を見守った。静かに流れる家族の日々や子どもたちの素直な愛情表現は、一見ドキュメンタリーのようでもあり、まるで実際の家族のようなリアルな空気感を醸し出している。

リアルな家族の空気感と言えば、是枝裕和監督の『そして父になる』も同じ。6年間育てた我が子は、他人の子どもだった…。その家族は“血”を選ぶのか、それとも過ごした“時間”を選ぶのか。子どもを取り違えられた2つの家族は、現代のエリート一家・野々宮家(福山雅治&尾野真千子)、和気あいあいと賑やかな斎木家(リリー・フランキー&真木よう子)とまったく対照的に描かれ、その出会いの中で主人公の良多(福山さん)は、“父性”とは何かを突きつけられる。

『誰も知らない』『奇跡』でも知られているが、是枝監督の演出法は、子どもたちに台本は渡さず、人物やシーンの説明、セリフなどを監督から口伝えするのみ、あとは子どもたちの自然な振る舞いに任せているところが大きいのだ。演技なのか、“素”なのか、子どもたちが大人を前に見せるリアルな愛情は見る者の胸を打つ。

一方、『四十九日のレシピ』(11月9日公開)は、熱田家の母・乙美の突然の死から始まる。大切なことを伝え忘れた父・良平(石橋蓮司)と、大切なことを聞きそびれた娘(永作博美)は、母の残したレシピに導かれ、四十九日の大宴会を開こうとする。

本作はNHKでドラマ化もされた伊吹有喜の人気小説を、『百万円と苦虫女』『ふがいない僕は空を見た』のタナダユキ監督が映画化。離れ離れになっていた家族が再び集い、それぞれが抱えた心の傷と向き合いながら再生していく姿を描く。血のつながりとともに、謎の少女・イモ(二階堂ふみ)や日系ブラジル人のハル(岡田将生)が織りなす“疑似家族”は、大切な人を失った父と娘にとても温かいものを届けに来てくれるのだ。

さまざまな家族が見せる、さまざまな愛のカタチ。あなたはどの家族に涙する?

『いとしきエブリデイ』は11月9日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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