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溝端淳平「運命の赤い糸? 信じてます! 今、ここにいることもきっと運命です」

4,600万を超えるアクセスを記録した大人気ケータイ小説を原作に、時に迷い、傷つけ合いながらも恋に落ち、成長を遂げていく若者たちの姿を描いた『赤い糸』。先日より放映が開始された、同名TVドラマ(フジテレビ系にて毎週土曜日23:10〜)と連動する形で製作された劇場版が、まもなく公開となる。本作で、主人公・芽衣(南沢奈央)への恋心と、自らが背負った過去との間で思い悩む敦史を演じた溝端淳平に話を聞いた。

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『赤い糸』 溝端淳平 photo:Yoshio Kumagai
『赤い糸』 溝端淳平 photo:Yoshio Kumagai
  • 『赤い糸』 溝端淳平 photo:Yoshio Kumagai
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4,600万を超えるアクセスを記録した大人気ケータイ小説を原作に、時に迷い、傷つけ合いながらも恋に落ち、成長を遂げていく若者たちの姿を描いた『赤い糸』。先日より放映が開始された、同名TVドラマ(フジテレビ系にて毎週土曜日23:10〜)と連動する形で製作された劇場版が、まもなく公開となる。本作で、主人公・芽衣(南沢奈央)への恋心と、自らが背負った過去との間で思い悩む敦史を演じた溝端淳平に話を聞いた。

「自分とかけ離れた役を演じてみて、決めつけずに演じる楽しさを発見できた」

今回の役作りについて「素の自分とは全く似ていないので難しかった」とふり返る。
「これまでにTVドラマや映画で演じてきた役は、キャラクターがものすごく濃かったり、どこか自分に近かったりして、ある程度の演じやすさがありました。でも、今回の役は自分と共通している部分もほとんどなかったし、ナチュラルな芝居を求められるのも初めてのことで、経験も演技の“引き出し”もない僕にとってはすごく難しかったです。敦史という役は、いろんな要素が凝縮されていて、演じる人によって大きく変わる役だと思うんです。だから、自分なりの敦史像をしっかりと確立しなくてはいけなかったんですが、あまりに自分と違うので『こんなとき、敦史はどうする?』って考え過ぎちゃって…。監督からは『一度ゼロにして、その場で感じたままにやってごらん』と言われたんですが、実はそれが一番難しい(笑)。本番前のギリギリまで、監督がつきっきりで指導してくださいました」。

だが、これまでにない役柄に悪戦苦闘する中で、自身の成長もしっかりと感じられたようだ。
「この作品を通じて、演技や役柄を大きく捉えるようになりましたね。これまでは、『敦史はこういう感じ、芝居はこう』と、白黒はっきりさせようとしている部分があったんです。経験が少ないので、道を一つに決めて、それだけにすがって安心したがっていたというか…。でも、本当は芝居っていろいろあるんだと知って、決めつけない楽しさというのを感じることが出来ました。そうやって演じるうちに『ああ、俺ってこんな要素も持ってたんだ』と発見したことも多かったです」。

南沢さんを始め、共演者の多くが同世代だったこともあり、キャスト同士で演技について話をする機会も多かったという。
「木村(了)くんは年は近いけど、僕なんかよりもずっと多くの作品に出てるので、よくアドバイスをもらいました。南沢さんとは『このとき、2人はどんな気持ちなのかな?』って話し合ったり。撮影以外でも、みんなでラーメン食べに行ったり、互いの距離を縮めるために劇中のカップルでチームを組んで神経衰弱したりもしましたね。まあ、淳平&芽衣ペアは断トツの最下位だったんですけど…(笑)」。

「ドラマの結末は、僕らもまだ知らされていないんです」

映画に中で印象に残っている場面を尋ねると、2つのシーンを挙げてくれた。
「まず、最初のヤマ場である長崎での告白シーン。それまでの撮影で、なかなか上手くいかないことが多くて、悔しい思いを抱えたままこの場面の撮影を迎えたんです。敦史が急にしゃべり出すんですが、すごい長ゼリフで、数日前からどう言えばいいかと悩んでました。ここで、監督とじっくり話をして発見できた部分が多くて、監督にも『良かったよ』と褒めていただけて、すごく印象に残っています。それからもう一つがラストシーンです。それまで、ずっと天気に恵まれていたのに、このときだけ雨で中止というのが何度か続いたんです。そこで何日間か待つことで、一つのシーンに対していろんな考え方が出来るようになりました。ここでの敦史のセリフに『出会ったことには必ず意味がある』というのがあるんですが、この言葉が心の中にすごく残っています。僕自身が出会いや別れというのを意識するきっかけにもなりました。みなさんに共感していただけたら嬉しいですね」。

ドラマとの連動という、これまでにない形で進められている本作。いまもドラマの撮影は続いているが「僕自身、ワクワクしながら臨んでいます」と溝端さんは笑顔で語った。
「演じている僕も不思議な気持ちです。すでに(映画という)大きなヤマがあって、その前後に谷を作っているような…。演じる上では、ドラマと映画を別物だと考えないようにしています。映画での経験を活かしつつ、描ききれなかったところを出せればと思います。実は、僕らもまだドラマの結末について、はっきりとは知らされていないんです。ひょっとしたら原作とも違うのかも(笑)」。

「運命の赤い糸は信じますか?」と尋ねると迷うことなく「はい!」という返答が。「家族や友人など身近にいる人たちと出会えたことこそが、実は運命だと思ってます。今、この仕事をしていることもね!」。その力強い笑顔でこれからも運命を引き寄せ、さらなる飛躍を見せてくれそうだ。

《photo:Yoshio Kumagai》

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