「気持ちの奥の奥の僕の根本的なものを出し切った」大東俊介『リアル鬼ごっこ』を語る

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『リアル鬼ごっこ』 大東俊介 photo:Yoshio Kumagai
  • 『リアル鬼ごっこ』 大東俊介 photo:Yoshio Kumagai
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日本で一番多い名字、佐藤。その“佐藤”姓を持つ者だけが鬼ごっこの標的にされ、捕まると殺されてしまうという奇抜な設定で描かれる『リアル鬼ごっこ』。ベストセラーとなった山田悠介の同名小説を構想と脚本に2年費やし映画化された本作で、佐藤洋を演じた大東俊介に話を聞いた。

これまで、「野ブタ。をプロデュース」や「花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス」などの人気ドラマや映画『クローズ ZERO』に出演してきた大東さんだが、本格的に演技をしたのは本作が初めて。
「一日一日得るものが多く、毎日勉強でした。自分が出てないシーンでも、楽しくて楽しくてしょうがなかったんです。実際に毎日撮影があったから、石田(卓也)くんだけのシーンとかも見てました。確かに大変だったけど、芝居をしているときは本当に楽しかった。辛かったのは、休憩時間と帰ってから。体が冷めると、なかなか次に動き出してくれないんですよ(笑)。もう、それくらい走ってました」。

本作の主人公は、石田卓也演じる佐藤翼。洋は翼の幼なじみであり、親友であるというキャラクターだ。大東さんは最初から「洋を演じたかった」と言う。
「最初に台本を読んだ時点で、“洋の方がおいしいんじゃないか”って(笑)。しかもかっこいいので、洋というキャラクターをやり遂げたいって思いました。何より無理なく出来そうだったんですよね。翼は僕とはイメージが違う気がしたんです。翼は僕よりも男らしい感じがいいんじゃないかって(笑)。監督も最初に『洋がかっこよくないとおかしいな』っておっしゃっていたんですよ。初めてきっちりと芝居をさせていただいた環境で、こんなにいろいろ勉強させてもらえた、実になることをさせてもらえたのは本当にラッキーですよね」。

本作では“パラレルワールド”という言葉がキーとなる。つまり、佐藤洋は1人ではなく、複数人いるのだ。もちろん、どの洋も演じているのは大東さん。
「全くの他人というよりも、同じ芯を持った別の性格、みたいな感じだったので、逆にやりやすい部分もありました。というのは、台本を読んだときにすごく感じるものがあったんです。どの洋も、すごくかけ離れてるわけではなかったですし。たぶん、根っこに持ってるものは一緒だったし。どの洋も僕の引き出しの中にあったというか、大東俊介という人の中からすごく引き出しやすかったんです。デビューしたての僕、まだまだ引き出しの少ない、一生懸命にやることしかできない僕からしてみれば、すごくやりやすくて。ただ最後の役に関しては、ただただかっこ良くやろうと思いました(笑)」。

その完成した作品を観て、いろいろ思うところもある。
「やっぱり初めてというのもあるし、いま思えば“ここはもっとこう出来たな”とかいっぱいあるにはあるんですけど、でもそれ以上に、あの撮影のときに僕が一生懸命打ち込んでいる姿が、洋というキャラクターに合っていたんじゃないかと思いました。いまにはない、がむしゃらさが(笑)。もちろんいまでも、常にがむしゃらなんですよ。だけど、デビューしたてのときって、自分が意識している以上に燃えていたんじゃないかと思うんです。知らないことばかりだし、やっぱり意気込みは半端じゃなかったと思うし。それが“洋”という役に良い感じで出ているなって。もっと経験を積んでいたら、後になって、“こうしたら良かったな”とか思ったのかもしれないけど、気持ちの部分に関しては、いまごちゃごちゃ考えても出来なかっただろうし。そういう気持ちの奥の奥の僕の根本的なものを出し切った感じです」。

最後に、大東さんが思う本作の見どころについて聞いてみた。
「これはもう、いろいろなところで何度も言っていて、“これしかないんかい!”と思われるのもイヤですけど(笑)、やっぱりすごくスピード感があるんです。それは僕自身もびっくりするくらい。だけど、もちろんそれだけじゃなくて、要所要所で心に響くセリフが出てくるんです。キャラクターもストーリーも楽しめる映画です。原作のファンも多いと思うんですけど、映画『リアル鬼ごっこ』として観ていただきたいです。原作と違うじゃないかと言う前にとりあえず観てほしい。映画『リアル鬼ごっこ』として絶対に楽しんでもらえると思いますので、ぜひ観てください!」

《photo:Yoshio Kumagai》

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