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【ハリウッドより愛をこめて】大混戦のアカデミー賞で起こった数々のドラマとは?

みなさん、こんにちは! アカデミー賞を満喫できましたか? 応援していた作品、俳優、女優が賞を勝ち取ることができたでしょうか? そして授賞式の中で最も興奮したシーンは?

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ダニエル・デイ=ルイス -(C) Getty Images
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  • ダニエル・デイ=ルイス -(C) Getty Images
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  • アン・ハサウェイ -(C) Getty Images
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  • 『レ・ミゼラブル』パフォーマンス -(C) Getty Images
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  • マーク・ウォールバーグ -(C) Getty Images
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みなさん、こんにちは! アカデミー賞を満喫できましたか? 応援していた作品、俳優、女優が賞を勝ち取ることができたでしょうか? そして授賞式の中で最も興奮したシーンは?

まず最初に、正直、今年の受賞式は少し長めだったなというのが私の感想です。だって3時間半以上もあったのですから。たくさんのミュージカルパフォーマンスは素晴らしかったですが。もうすでに各賞の結果についてはみなさんもご存じなことでしょう、なので私は今回“授賞式の裏側”について話そうと思います。まずはドレスのことから。

今年のレッドカーペットではブルーやピンクの淡いトーンが主流でした。そして一番人気だったブランドは「ルイ・ヴィトン」と「アルマーニ・プリヴェ」です(主演女優賞にノミネートされていたジェシカ・チャステインはプリヴェを、オスカー女優のリース・ウィザースプーンはルイ・ヴィトンを着ていました)。ストラップレスの“肩だしスタイル”もレッドカーペットの大きなトレンドでした。そして軽くアップにした髪型が多く見られたように思います。多くのレポーターたちは、これまでのアカデミー賞の歴史の中で、最も素晴らしいレッドカーペットに数えられるのではないかと話していました。

ここでひとつオスカートリビアを…アデルが着ていた「バーバリー」の素敵な濃紺のドレスは見ましたか? なんとこのドレス、重量が15kgもあったと言うのです! レッドカーペットのインタビューで、この服を着ながらパフォーマンスをするのはかなりタフなことだと話していました。しかし、彼女はうまくやり遂げ、なおかつ、ボンドのテーマソング「スカイフォール」で歌曲賞も手にしたのですから、彼女にとって驚きの夜となったでしょう。ボンドと言えば、私が特に気に入ったのは、ハル・ベリーです。彼女によると黒とシルバーの「ヴェルサーチ」のドレスは、彼女がドナテラ・ヴェルサーチと共に作り上げたドレスのようなのです。ハルがヴェルサーチに特別な“ボンドガールらしいもの”とオーダーし、ヴェルサーチがこのドレスを思いついたそうなのです。

そしてこの夜にはとても歴史的な瞬間がありました…まず最初に、ダニエル・デイ=ルイスが主演男優賞を3度受賞した初の俳優となったのです! 彼の受賞スピーチは最高でしたね。ダニエルはとてもシリアスな人柄で知られているため、誰ひとりとして彼が壇上で冗談を言うなんて思っていなかったでしょう。しかし、彼は言ったのです…実はメリル・ストリープが最初のリンカーン役候補だったなどなど…みんなこれには大笑いしました!

そしてもう一つの興味深い瞬間は、ある賞でタイ受賞があったことです。マーク・ウォールバーグが音響編集賞を発表するときに、彼は2人の受賞者がいると言いました…そしてみな最初、それは彼の冗談だと思っていたのです。なぜなら、彼はそれまでテッド(司会者であるセス・マクファーレンの映画『テッド』のメイン・キャラクター)とずっと冗談を言い続けていたのですから。しかし、すぐにマークが真剣であったことが皆にも分かりました。彼は音響編集賞受賞者として『ゼロ・ダーク・サーティ』『007 スカイフォール』の名を読み上げたのです。そう、そこで私はアカデミー賞でこれまでにタイ受賞はどのくらいあったのだろうか…? という疑問を持ちました。その答えは、この夜を含めて6回です。初めての年は1932年、主演男優賞でウォーレス・ビアリー(『ザ・チャンプ』)とフレドリック・マーチ(『ジキル博士とハイド氏』)、そして次は1968年の主演女優賞でキャサリン・ヘップバーン(『冬のライオン』)とバーブラ・ストライサンド(『ファニー・ガール』)です。そしてドキュメンタリー賞には過去2回のタイ受賞があり、それが1949年の『A CHANCE TO LIVE』(原題)と『So Much for So Little』、そして1986年の『Artie Shaw: Time Is All You've Go』(原題)と『Down and Out In America』(原題)です。

個人的には、『レ・ミゼラブル』のキャスト陣が舞台上でパフォーマンスをしたとき、そしてバーバラ・ストライサンドが追悼のコーナーで「メモリーズ」を歌った瞬間がパフォーマンスの中では一番良かったと思います。バーブラが選ばれたのは、今年逝去した映画人の中に、彼女の友達でもある作曲家のマーヴィン・ハミルシュがいたからです。ほかの面白いトリビアをもう少し…ウォールト・ディズニーとジョージ・クルーニーがもっともいろんなカテゴリの賞にノミネートされていることは知っていますか? その数、なんと6部門。凄いですよね!

そしてほかにこんなことも…主演女優賞を受賞したアン・ハサウェイがかわいらしいプラダのドレスでレッド・カーペットを歩いているとき、彼女の横乳が見えていることが急激な話題になり、さらにはバストトップが強調されて見えることに、なんとツイッターではそのアカウントまでできてしまったのです。

アンについて言うと、音楽業界の大御所クライヴ・デイヴィスが、ブロードウェイでリバイバル上演する「マイ・フェア・レディ」に彼女をキャスティングするためラブコールを送っているといううわさがあります。「マイ・フェア・レディ」は来年公開される予定とのこと。デイヴィス氏はここ最近、さまざまなメディアのインタビューでアンをイライザ・ドゥーリトル役に、コリン・ファースをヘンリー・ヒギンズ教授役にキャスティングしたいと語っています。もしこれが実現したら、かなりのヒットとなることは間違いないでしょう! そう思いません?

とにかく読者みなさまがアカデミー賞を存分に楽しんでくれたことを願っています!

(C) Getty Images
《text:Lisle Wilkerson》

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