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『アメリカン・ハッスル』『ゼロ・グラビティ』が最多10部門で候補に…アカデミー賞ノミネーション発表

16日(木)、第86回アカデミー賞ノミネーションが発表になり、『アメリカン・ハッスル』『ゼロ・グラビティ』が作品賞、監督賞を始め最多10部門で候補となった…

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『アメリカン・ハッスル』/『ゼロ・グラビティ』-(C) 2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.
『アメリカン・ハッスル』/『ゼロ・グラビティ』-(C) 2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.
  • 『アメリカン・ハッスル』/『ゼロ・グラビティ』-(C) 2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.
  • 『それでも夜は明ける』-(C) 2013 Bass Films, LLC and Monarchy Enterprises S.a.r.l. in the rest of the World. All Rights Reserved.
  • 『アメリカン・ハッスル』
  • 『ゼロ・グラビティ』-(C) 2013 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC.
  • 『風立ちぬ』 -(C) 2013 二馬力・GNDHDDTK
  • 『キューティー&ボクサー』 -(C) 2013 EX LION TAMER, INC. All rights reserved.
16日(木)、第86回アカデミー賞ノミネーションが発表になり、『アメリカン・ハッスル』『ゼロ・グラビティ』が作品賞、監督賞を始め最多10部門で候補となった。

『アメリカン・ハッスル』は作品賞、主演男優賞、同女優賞、助演男優賞、同女優賞、監督賞、オリジナル脚本賞、美術賞、衣装デザイン賞、編集賞で、『ゼロ・グラビティ』は作品賞、監督賞、撮影賞、編集賞、音楽賞、美術賞、音響編集賞、音響調整賞、視覚効果賞で候補となった。『アメリカン・ハッスル』はデヴィッド・O・ラッセル監督の前作『世界でひとつのプレイブック』と同じく俳優賞全部門で候補となる快挙を2年連続で成し遂げた。

次いで9部門で候補となったのは『それでも夜は明ける』。こちらも作品賞、主演男優賞、助演男優賞、同女優賞、監督賞、脚色賞など主要部門にノミネートされた。

宮崎駿監督の『風立ちぬ』は長編アニメーション賞に、森田修平監督の『九十九』短編アニメーション賞にノミネートされ、ニューヨークを拠点に活動する日本人芸術家、篠原有司男、乃り子夫妻に密着した『キューティー&ボクサー』が長編ドキュメンタリー部門にノミネートされた。

主演男優賞候補は、『ザ・ファイター』で助演男優賞を受賞したクリスチャン・ベイル(『アメリカン・ハッスル』)以外はオスカー受賞経験なしの候補ばかり。一方、主演女優賞候補はエイミー・アダムス(『アメリカン・ハッスル』)以外は全員受賞経験者で、メリル・ストリープ(『8月の家族たち』)は史上最多17回目のノミネーションだ。

主演賞に有力視されていた『オール・イズ・ロスト~最後の手紙~』ロバート・レッドフォード、『キャプテン・フィリップス』のトム・ハンクス、ハンクスのもう1本の主演作『ウォルト・ディズニーの約束』のエマ・トンプソンや、監督賞から『キャプテン・フィリップス』のポール・グリーングラスが候補入りを果たせないサプライズもあった。

アカデミー会員による最終投票は2月14日から25日まで行われ、授賞結果は3月2日(現地時間)に発表される。ハリウッドのドルビー・シアターで行われる授賞式は日本でもWOWOWで生中継を予定している。

主な候補は以下の通り

作品賞
『アメリカン・ハッスル』
『キャプテン・フィリップス』
『ダラス・バイヤーズクラブ』
『ゼロ・グラビティ』
『her/世界にひとつの彼女』
『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』
『あなたを抱きしめる日まで』
『それでも夜は明ける』
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

主演男優賞
クリスチャン・ベイル(『アメリカン・ハッスル』)
ブルース・ダーン(『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』)
レオナルド・ディカプリオ(『ウルフ・オブ・ウォールストリート』)
キウェテル・イジョフォー(『それでも夜は明ける』)
マシュー・マコノヒー(『ダラス・バイヤーズクラブ』)

主演女優賞
エイミー・アダムス(『アメリカン・ハッスル』)
ケイト・ブランシェット(『ブルージャスミン』)
サンドラ・ブロック(『ゼロ・グラビティ』)
ジュディ・デンチ(『あなたを抱きしめる日まで』)
メリル・ストリープ(『8月の家族たち』)

助演男優賞
バーカッド・アブディ(『キャプテン・フィリップス』)
ブラッドリー・クーパー(『アメリカン・ハッスル』)
マイケル・ファスベンダー(『それでも夜は明ける』)
ジョナ・ヒル(『ウルフ・オブ・ウォールストリート』)
ジャレッド・レト(『ダラス・バイヤーズクラブ』)

助演女優賞
サリー・ホーキンス(『ブルージャスミン』)
ジェニファー・ローレンス(『アメリカン・ハッスル』)
ルピタ・ニョンゴ(『それでも夜は明ける』)
ジュリア・ロバーツ(『8月の家族たち』)
ジューン・スキッブ(『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』)

監督賞
デヴィッド・O・ラッセル(『アメリカン・ハッスル』)
アルフォンソ・キュアロン(『ゼロ・グラビティ』)
アレクサンダー・ペイン(『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』)
スティーヴ・マックィーン(『それでも夜は明ける』)
マーティン・スコセッシ(『ウルフ・オブ・ウォールストリート』)

脚色賞
リチャード・リンクレーター、ジュリー・デルピー、イーサン・ホーク(『ビフォア・ミッドナイト』)
ビリー・レイ(『キャプテン・フィリップス』)
スティーヴ・クーガン、ジェフ・ポープ(『あなたを抱きしめる日まで』)
ジョン・リドリー(『それでも夜は明ける』)
テレンス・ウィンター(『ウルフ・オブ・ウォールストリート』)

オリジナル脚本賞
エリック・ウォーレン・シンガー、デヴィッド・O・ラッセル(『アメリカン・ハッスル』)
ウディ・アレン(『ブルージャスミン』)
クレイグ・ボーテン、メリサ・ウォラック
スパイク・ジョーンズ(『her/世界でひとつの彼女』)
ボブ・ネルソン(『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』)

撮影賞
フィリップ・ルスール(『グランドマスター』)
エマニュエル・ルベツキ(『ゼロ・グラビティ』
ブリュノ・デルボネル(『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』)
フェドン・パパマイケル(『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』)
ロジャー・A ・ディーキンズ(『Prisoners』原題)

長編アニメーション賞
『クルードさんちのはじめての冒険』
『怪盗グルーのミニオン危機一発』
『Ernest and Celestine』(原題)
『アナと雪の女王』
『風立ちぬ』

外国語映画賞
『The Broken Circle Breakdown』(英題/ベルギー)
『追憶のローマ』(イタリア)
『偽りなき者』(デンマーク)
『The Missing Picture』(英題/カンボジア)
《冨永由紀》

好きな場所は映画館 冨永由紀

東京都生まれ。幼稚園の頃に映画館で「ロバと王女」やバスター・キートンを見て、映画が好きになり、学生時代に映画祭で通訳アルバイトをきっかけに映画雑誌編集部に入り、その後フリーランスでライター業に。雑誌やウェブ媒体で作品紹介、インタビュー、コラムを執筆。/ 執筆協力「日本映画作品大事典」三省堂 など。

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