阿部寛、是枝裕和監督作でカンヌ国際映画祭へ 「信じられないくらい嬉しい」

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『海よりもまだ深く』(C)2016 フジテレビジョン バンダイビジュアル AOI Pro. ギャガ
  • 『海よりもまだ深く』(C)2016 フジテレビジョン バンダイビジュアル AOI Pro. ギャガ
  • 『海よりもまだ深く』(C)2016 フジテレビジョン バンダイビジュアル AOI Pro. ギャガ
阿部寛を主演に迎え、5月21日より公開される是枝裕和監督最新作『海よりもまだ深く』。本日14日(木)に実施された「カンヌ国際映画祭」の公式記者会見にて、「ある視点」部門で正式出品されることがこのほど発表された。

笑ってしまうほどのダメ人生を更新中の中年男、良多(阿部寛)。15年前に文学賞を1度とったきりの自称作家で、いまは探偵事務所に勤めているが、周囲にも自分にも「小説のための取材」だと言い訳している。元妻の響子(真木よう子)には愛想を尽かされ、息子・真悟の養育費も満足に払えないくせに、彼女に新恋人ができたことにショックを受けている。そんな良多の頼みの綱は、団地で気楽な独り暮らしを送る母の淑子(樹木希林)だ。ある日、たまたま淑子の家に集まった良多と響子と真悟は、台風のため翌朝まで帰れなくなる。こうして、偶然取り戻した、一夜かぎりの家族の時間が始まるが――。

本作は、夢見た未来と少し違ういまを生きる「家族の物語」。 キャストには、主演の叶わぬ夢ばかり追い続ける情けない男・良多役の阿部さんをはじめ、そんな良多に愛想を尽かした元妻役に真木よう子、良多の人生を穏やかな眼差しで見つめる母に樹木希林が顔を揃え、そのほかリリー・フランキー、池松壮亮、橋爪功ら日本映画界を支える俳優陣が集結した。

今年も5月11日(現地時間)より開催される「カンヌ国際映画祭」。今回本作が正式出品されることが決定したのは、「ある視点」部門。是枝監督作品がこの部門で出品されるのは、2009年公開の『空気人形』以来、7年ぶり2度目となった。また是枝監督作品の「カンヌ国際映画祭」での出品は、『DISTANCE/ディスタンス』『誰も知らない』『そして父になる』『海街diary』『空気人形』に続き、本作で6作品目。そんな快挙を遂げた監督は「昨年に続いてまた、カンヌで自作のワールドプレミアを行えるというのは本当に嬉しい限りです。今回は『ある視点』部門ということですが、この作品にとって最もふさわしい場所を与えて頂いたと思っています」と喜びを語り、「『海よりもまだ深く』というローカル色豊かな、小さな小さな元家族の物語が、カンヌの観客のみなさんにどんなふうに受け止めてもらえるのか? 僕自身いまから楽しみにしています」と期待に胸躍らせているようだ。

また主演の阿部さんも「いつかカンヌ国際映画祭で上映される映画に出演できたら、と願っていた僕自身の夢は、是枝監督はじめ素晴らしいスタッフ、キャストの方々との出会いによってこのように叶い、いまは信じられないくらい嬉しいです」と歓喜を述べた。さらに真木さんと樹木さんも「世界の方々に観ていただけるのをいまから楽しみにしています」(真木さん)「カンヌ、ある視点、いいなあ。団地の話、世界のバイヤーが買うかなあ。とにかく出席届に○」(樹木さん)とそれぞれ今回の決定に想いを語った。

『海よりもまだ深く』は5月21日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。
《cinemacafe.net》

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