ジブリ最新作、カンヌ「ある視点」部門“特別賞”受賞!鈴木Pも「本当にうれしい」

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第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品されたスタジオジブリ最新作『レッドタートル ある島の物語』。公式上映後には登壇した鈴木敏夫プロデューサーとマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督らに向け、5分間を超えるスタンディングオベーションが起きたほど高い評価を得た本作が、“「ある視点」部門特別賞”を受賞したことが分かった。

嵐の中、荒れ狂う海に放りだされた男が九死に一生を得て、ある無人島にたどり着いた。必死に島からの脱出を試みるが、見えない力によって何度も島に引き戻される。絶望的な状況に置かれた男の前に、ある日、ひとりの女が現れた――。

わずか8分間という短編の中で、父娘の愛おしい絆を丹念に描いたマイケル監督の感動作『岸辺のふたり』を見たスタジオジブリ鈴木プロデューサーが、長編制作の話を持ちかけたことがきっかけで製作された本作。マイケル監督が尊敬する高畑勲監督参加のもと、スタジオジブリとシナリオ・絵コンテ作りから効果音・音楽にいたるまでやり取りをしながら、実に8年の歳月をかけて完成。スタジオジブリとしては初めて、カンヌ国際映画祭へ出品されることとなった。

公式上映の会場は、1,000席が満席状態。上映中は、観客たちは圧倒的なアニメーション力に息を呑み、時に笑いも起きたという。そして上映後には、登壇していたマイケル監督と鈴木プロデューサーをはじめとするスタッフに向け、5分間を超えるスタンディングオベーション! 会場は拍手喝采に包まれ、その後も、地元紙をはじめとする各メディアに絶賛を以て取り上げられ、受賞が有力視されていた。

そしてこの度、“「ある視点」部門特別賞”を受賞。映像と音の詩情が高く評価され、映画そのものが特別なもの、ということで受賞が決定した。マイケル監督は「この映画をまだ見ていない人はいつか見てください。これはスタッフと私の努力の結晶です。高畑さん、ありがとう!」と、本作の製作には欠かせなかった高畑監督への感謝をコメント。

また鈴木プロデューサーは「メルシーボクゥ(ありがとう)、マイケルさん。そして、おめでとう。完成までの10年間は長かったけれど、カンヌ映画祭で賞に選ばれて、僕も本当にうれしいです」と喜びを表し、「高畑さんはじめ、制作にかかわったスタジオジブリのスタッフ一同も喜んでいます。この受賞をきっかけに、フランス、日本、そして世界中で一人でも多くの人に見てもらいたいです」と、世界中での公開に期待を寄せた。

『レッドタートル ある島の物語』は9月17日(土)より全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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