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2006年6月の最新ニュース コラム記事一覧

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『美しい人』レビュー

「男より女の方が欲求に対する執着が強いからおもしろい」と、先日お会いしたガルシア監督は話してくれましたが、男性であるにも関わらず、これほどきめ細やかに女性の心理をとらえていることは、女の私から見ても驚きでした。9人の女性たちの9つの愛の物語。どれも日常の中で起きる何気ないエピソードばかりですが、一瞬一瞬、様々な想いに揺られる脆い心がリアルに描き出され、溢れる感情に胸が締め付けられました。そしてそれでも生き抜く強さを持つ彼女たちは本当に美しい。最後にグレン・クロースが静かに放つ“We go on”、時は流れていく、という言葉が印象的でした。きっと女性ならば観た後に、誰かに話したくなる映画だと思います。

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『美しい人』レビュー

女性が人生の中で美しさを放つとき、それは必ずしも年齢的な若さや歓喜の時だけではないということを気づかされました。長い人生のあいだには様々な物語が繰り広げられますが、その中の10分だけを切り取り、はかなくも悲しい痛みを秘めた美しさとして描いていました。ワンカットワンシーン・約10分の映像というリアルな現場感も効果的だったと思います。

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シネマカフェ編集部
シネマカフェ編集部

『カサノバ』レビュー

カサノバの“愛の伝説”は多くの人を魅了し、何度か映画化もされてきましたが、本作はまず主演の2人に期待をそそられました。本年度アカデミー賞にもノミネートされ、ラフなルックスと演技力で人気急上昇中のヒース・レジャー。そしてジュード・ロウ騒動に負けず、ファッション・アイコンとしての地位を確立している美しいシエナ・ミラー。今話題の2人の共演は、それだけで華やかです。

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『カサノバ』レビュー

18世紀に実在したプレイボーイ、カサノバ。彼の回顧録を元にした退屈な史劇か…なんて思って作品に臨んだら予想は見事に大ハズレ。いくつもの伏線が最後に収束していく展開は見事だし、華やかでキュートで楽しい恋愛ドラマでした。考えてみれば、監督はあのラッセ・ハルストレム。ただの史劇を撮るわけないんですよね。

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