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2007年6月の最新ニュース コラム記事一覧

梅雨を忘れる清涼な映画vol.4 風が心にまで吹きぬける『殯の森』 画像

梅雨を忘れる清涼な映画vol.4 風が心にまで吹きぬける『殯の森』

今年行われた第60回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門でグランプリに輝いた『殯の森』。そのニュース直後に顔を合わせた某誌編集者と私は、「もったいないよね」と話していました。作品のグランプリ受賞は素晴らしいニュースですが、発表は5月の末。6月からの公開ということで、宣伝期間が短いのが“もったいない”という発言の真意。

成長すれば直面する問題も複雑になるもの。シュレックの心のドラマが見どころ! 画像

成長すれば直面する問題も複雑になるもの。シュレックの心のドラマが見どころ!

見かけはヘンテコだが心は優しい緑色の怪物・シュレックが活躍する人気アニメのシリーズ第3作。今回は愛するフィオナ姫の父、ハロルド国王が死去。次期国王に指名されたものの、国王になりたくないシュレックは、後継者の資格を持つという王子・アーサーを探す旅に出る。

秘密と涙がたっぷり詰まった『ボルベール<帰郷>』は女性のための愛の物語 画像

秘密と涙がたっぷり詰まった『ボルベール<帰郷>』は女性のための愛の物語

“VOLVER(ボルベール)”という言葉には様々な“帰郷”の意味が含まれているとペドロ・アルモドバル監督は語っている。彼の故郷、スペインのラ・マンチャを舞台にしていること、『神経衰弱ぎりぎりの女たち』('87)以来、実に19年ぶりにカルメン・マウラとタッグを組んだこと、ヒロインに『オール・アバウト・マイ・マザー』('98)に続きペネロペ・クルスを起用していること、そして何よりも母の胸に“戻る”という、母娘の愛を描いていることが最も重要な帰郷であるというのだ。

ファッション小噺vol.45 トニーに似合うシャープな携帯 画像

ファッション小噺vol.45 トニーに似合うシャープな携帯

コミュニケーション・ツールというだけでなく、すでにファッション・アイテムとして存在感すら感じさせる携帯電話。こだわりのストラップで飾ることなどもはや当たり前、本体と同じ位(もしくは、もっと)お金をかけて、カスタマイズするという人もいるほどで。

梅雨を忘れる清涼な映画vol.3 固定観念を覆す爽快さ『ブラインドサイト』 画像

梅雨を忘れる清涼な映画vol.3 固定観念を覆す爽快さ『ブラインドサイト』

進化し続ける携帯電話。それを手にするにつけ、「多機能が搭載されていても、使いこなせないんだから、その機能はないも同然だよな…」と思ってしまう人はそう少なくないはずです。実は、これは人間にも当てはまるのかもしれません。私たちにも、さまざまな能力が備わってはいるけれど、それを生かし、駆使しないならば持っていないも同じこと、ですよね…。

上映中に怪現象? 小ネタ満載の『図鑑に載ってない虫』にツッコミは無駄! 画像

上映中に怪現象? 小ネタ満載の『図鑑に載ってない虫』にツッコミは無駄!

「月刊 黒い本」の編集長に死後の世界のルポを依頼されたフリーライターが、仮死体験ができるという謎の“死にモドキ”を求めて旅を繰り広げる…。ここですでにツッコミを入れているようでは、エンディングまでたどり着くまでに息切れしてしまう。『イン・ザ・プール』や『亀は意外と速く泳ぐ』も記憶に新しい異才・三木聡の監督最新作は、終始小ネタに命をかけた奇天烈ロードムービーなのだから。伊勢谷友介扮するフリーライターが旅の途中に出会う人々は全員奇妙奇天烈。第一の道連れ、エンドーのおかしさはアル中のオルゴール職人というキャラクター設定に触れるまでもなく、松尾スズキが演じているという事実だけで十分伝わると思うが、第二の道連れ、リストカットマニアの元SM嬢・サヨコのゆるっとしたおとぼけぶりもチャーミング。

妻夫木聡が絶不調の主人公・彦四郎を通して江戸庶民の粋を体現した『憑神』 画像

妻夫木聡が絶不調の主人公・彦四郎を通して江戸庶民の粋を体現した『憑神』

神頼み──誰もが一度は「神様、どうか助けて下さい」とお願いごとをしたことがあるはず。この主人公・別所彦四郎もその1人なのだが、彼はとことんついていない男だった。ささやかな出世を祈ったはずが、神社を間違えて貧乏神、疫病神、死神という、全くもって嬉しくない神々たちを呼んでしまったのだ。そんな人生どん底、お先真っ暗な状況とあらば逃げ出したくなるのは当たり前。災難を回避できるなら他人に押しつけたくもなるのが人間の本性というもの。しかし彦四郎の偉いところは、何だかんだ言いつつも自分の呼び寄せた運命を受け入れようとすること。その真摯な姿に厄災力を持つ神たちもつい甘く(?)なり…。

シネマカフェ的海外ドラマ生活vol.28 「LOST シーズン3」現場潜入その5 画像

シネマカフェ的海外ドラマ生活vol.28 「LOST シーズン3」現場潜入その5

ロック様とのサプライズ遭遇の後、今度は生存者たちの生活スペースともいうべきテントがひしめき合う一角へ。ドラマ内ではビーチからジャングルへ一歩入ったところに位置している生存者たちのテントですが、実際にもやや鬱蒼とした森の中に設置されています。テントと言えば、生活用品や医療品を(リスのように?)隠しているソーヤーのものがよく登場しますが、もちろん彼のテントも発見。謎の組織、ダーマ・イニシアチブのマークが入った缶詰なども見ることができました。

ファッション小噺vol.44 イタリア美女が着るイタリアブランドの実力 画像

ファッション小噺vol.44 イタリア美女が着るイタリアブランドの実力

昨年のイタリア映画祭で人気を集めた『イタリア的、恋愛マニュアル』(当時のタイトルは『恋愛マニュアル』)が、やっと7月14日から、日本で公開されることになりました。

梅雨を忘れる清涼な映画vol.2 あの頃の甘酸っぱい憧れを。『サイドカーに犬』 画像

梅雨を忘れる清涼な映画vol.2 あの頃の甘酸っぱい憧れを。『サイドカーに犬』

子供の頃に、今の自分くらいの大人を見て、とてつもなく遠い存在だと感じたことはありませんでしたか? 親でも、親戚でも、近所のおじちゃん、おばちゃんでもない大人。子供の頃は、誰なのかよく分からないのに親しい大人というのがいたものです。どういう知り合いなのかはっきりしないけれどよく家にやって来る人とか、親と仲が良い人とか。会うと挨拶はするし、お小遣いをもらったりするけれど、本当のところ、いったい誰なのかわからない人たち。そういう人のことは、○○のおじちゃん(もしくはおばちゃん、お姉さん)ではなく、たいてい「○○さん」と名前で呼んでいました。自分との関係性が不明瞭だから。

“オーシャンズ”の絆と友情が語られる本作。これはさらなる続編も期待したい! 画像

“オーシャンズ”の絆と友情が語られる本作。これはさらなる続編も期待したい!

シリーズ第3作『オーシャンズ13』でフィーチャーされるのは、“オーシャンズ”の絆と友情。大切な仲間のひとり、ルーベン(エリオット・グールド)を卑劣なホテル王、ウィリー・バンクにコケにされたオーシャンたちが、ルーベンの敵討ちを胸に世紀の大ペテンを遂行する。第3作ともなればキャスト同士の結束力も過去2作以上に固まっているはずで、そういった現実のシチュエーションともリンクさせているであろうストーリーがちょっといい。実は少女のような繊細さを持つバシャー(ドン・チードル)、単細胞だが人情派のマロイ兄弟(ケイシー・アフレック&スコット・カーン)ら、オーシャンズそれぞれの個性を丁寧にクローズアップした展開が楽しく、「ジョージ、ブラピ、マット以外のオーシャンズの顔ってよくわかんない…」という感想は、今作を機に聞かれなくなるはずだ。

シネマカフェ的海外ドラマ生活vol.27 「LOST シーズン3」現場潜入その4 画像

シネマカフェ的海外ドラマ生活vol.27 「LOST シーズン3」現場潜入その4

ジン&サンへのインタビューを終え、またもや“リアル「LOST」”状態でビーチに佇んでいると、あら? 遠くから一際目を引く男前が…。なんと、デズモンド役のヘンリー・イアン・キュージックではありませんか。「シーズン2」の冒頭から登場し、“島の地下施設に住むミステリアスな男性”として生存者たちに多くの謎を投げかけてきたデズモンドですが、実は「シーズン3」で彼はより重要な存在に。というわけで、演じるヘンリーもめでたくレギュラーキャストとなったのです。

ファッション小噺vol.43 一見しょぼくれているカウリスマキ作品のおしゃれ感 画像

ファッション小噺vol.43 一見しょぼくれているカウリスマキ作品のおしゃれ感

先日、アキ・カウリスマキ監督の新作『街のあかり』を観てきました。『浮き雲』、『過去のない男』に続く“敗者三部作”の最終章と、監督自身が言うように、今回も、孤独を抱えたダメ男(世間から見れば…)が主人公。相変わらず淡々としていて、派手な演出など一切なし。でも、心にじんわりと染みてきて、なんだか希望が湧いてくる、そんな独特の世界を楽しんできました。

梅雨を忘れる清涼な映画vol.1 棚田風景が美しい『雲南の少女 ルオマの初恋』 画像

梅雨を忘れる清涼な映画vol.1 棚田風景が美しい『雲南の少女 ルオマの初恋』

いよいよ6月に突入しました。1年の半分が過ぎようとしています。早いものですね、今年ももう梅雨がやって来るなんて。6月生まれの私にとって、誕生日というイベント(いまだに何だか嬉しい)があるために、とても特別な時期ではありますが、そうでない人にとっては休日も少ないし、ジトジトするしで、あまり嬉しい時期ではないはず。生活だけでなく人間の情緒に、天気がいかに大きな影響を与えているか実感する時期でもありますし。

シネマカフェ的海外ドラマ生活vol.26 「LOST シーズン3」現場潜入その3 画像

シネマカフェ的海外ドラマ生活vol.26 「LOST シーズン3」現場潜入その3

取材2日目、今日は朝から撮影が行われているとのことで、陽が昇り始めて間もない時間に撮影現場へ。そこではすでにスタッフによる準備が進められていて、キャストもスタンバイ済みでした。撮影するのはビーチの一角を舞台にしたシーンで、ジン、サン、クレアが登場。ビーチに網を仕掛けたジンが漁をするかたわらで、サンとクレアが話し込むシーンのようです。リハーサルの合間、ジン役のダニエル・ディ・キムが私たち取材陣に気づき、「松坂のレッドソックス入団が決まったね!」と笑顔で一言。そうなんです。この日は松坂投手の話題が新聞を賑わせた日。「僕は野球好きなんだ!」というダニエルが気さくに話しかけてくれました。

見苦しいまでに名声を賭けて戦う2人のマジシャン。その対決の行方は…? 画像

見苦しいまでに名声を賭けて戦う2人のマジシャン。その対決の行方は…?

鬼才監督クリストファー・ノーランの下、マジシャンに扮したヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベイルが壮絶な騙し合いを繰り広げる…。この説明だけで、本作がどんなにゴージャスかを察してもらえるだろう。名声を賭け、プライドを賭けて戦い続ける2人にカッコよさはなく、むしろ見苦しい。それは、彼らが越えるべきではない一線を遥かに越えたところで戦っているからだ。

シネマカフェ的海外ドラマ生活vol.25 「LOST シーズン3」現場潜入その2 画像

シネマカフェ的海外ドラマ生活vol.25 「LOST シーズン3」現場潜入その2

ハーリーとお別れした私たち取材陣は、次のインタビューまでビーチでしばし待機。ハワイの太陽がさんさんと照りつける中、ひたすらキャストを待っていると気分は“リアル「LOST」”に…。なんて表現するとソーヤーあたりに「俺たちの苦労がわかるものか!」とぶっ飛ばされそうですが、撮影に使われている本物のビーチでたたずむのはなかなか貴重な経験でした。

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