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日テレ製作映画でフジテレビ水没!? 伊藤英明「悪意があるんでしょうか…(笑)?」

「252」——それは救助現場に降り注ぐ一筋の希望の光。ハイパーレスキューだけが知りうるその数字の意味は「生存者あり」。震度5の地震が起こった数日後、首都・東京を史上最大規模の巨大台風が襲う。地下に閉じ込められた者たちと救出を試みる者たち、そして家族の帰還を祈る者たちのドラマを描いた『252—生存者アリ—』が12月6日(土)より公開される。9月16日(火)、本作の完成報告会見が行われ、主演の伊藤英明に内野聖陽、山田孝之、香椎由宇、木村祐一、MINJI、山本太郎、桜井幸子、大森絢音、杉本哲太、水田伸生監督、原作の小森陽一の総勢12名が出席した。

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『252—生存者アリ—』完成会見。前列左から水田伸生監督、MINJI、桜井幸子、大森絢音、伊藤英明、内野聖陽、香椎由宇、小森陽一(原作)、(後列左より)木村祐一、山田孝之、山本太郎、杉本哲太。
『252—生存者アリ—』完成会見。前列左から水田伸生監督、MINJI、桜井幸子、大森絢音、伊藤英明、内野聖陽、香椎由宇、小森陽一(原作)、(後列左より)木村祐一、山田孝之、山本太郎、杉本哲太。
  • 『252—生存者アリ—』完成会見。前列左から水田伸生監督、MINJI、桜井幸子、大森絢音、伊藤英明、内野聖陽、香椎由宇、小森陽一(原作)、(後列左より)木村祐一、山田孝之、山本太郎、杉本哲太。
  • 主人公・篠原祐司役の伊藤英明。
  • ハイパーレスキュー隊長・篠原静馬役の内野聖陽。
  • 気象庁予報部員・海野咲役の香椎由宇。
「252」——それは救助現場に降り注ぐ一筋の希望の光。ハイパーレスキューだけが知りうるその数字の意味は「生存者あり」。震度5の地震が起こった数日後、首都・東京を史上最大規模の巨大台風が襲う。地下に閉じ込められた者たちと救出を試みる者たち、そして家族の帰還を祈る者たちのドラマを描いた『252—生存者アリ—』が12月6日(土)より公開される。9月16日(火)、本作の完成報告会見が行われ、主演の伊藤英明に内野聖陽、山田孝之、香椎由宇、木村祐一、MINJI、山本太郎、桜井幸子、大森絢音、杉本哲太、水田伸生監督、原作の小森陽一の総勢12名が出席した。

『海猿』シリーズに続いて、小森さんの原作の映画化作品への出演となった伊藤さん。劇中、お台場のフジテレビの社屋をを高波が飲み込んでしまうシーンがあるが、『海猿』がフジテレビ、本作が日本テレビの製作とあって「この件についてはあまり触れたくないのですが(笑)」と大人の対応をするかと見せかけて「フジテレビの大きな球体が海に浮かんだときは『さすがに球体でも浮かばないだろ!』って思いました(笑)。何か悪意があるんでしょうか…?」と考え込むような表情を見せて場内の笑いを誘った。本作への出演を決めた理由については「まず“252”というタイトル、それから、自分の家族が目の前で助けを求めている状況での自己犠牲の姿勢に強く惹かれました」と語った。

伊藤さん演じる篠原祐司らとともに地下に閉じ込められてしまう、研修医の重村を演じた山田さんは、撮影をふり返り「毎日泥と埃をかぶるので、家の風呂が汚れるんです。ある日、疲れ果てて帰って『今日はどうしても寝たい。風呂は明日入ろう』と思って眠ったら、翌朝枕が真っ黒になってました」と明かした。

同じく地下に取り残されたホステス、キム・スミンを演じ、本作で銀幕デビューを飾った韓国出身のMINJIさん。流暢な日本語で「私は映画の中では死にそうな役でしたが、実際に痛いし、寒いし、役作りする必要がなく、“楽に”芝居が出来ました」と冗談交じりに語った。

こんな過酷な撮影現場で、伊藤さんが「癒やされた」と語るのが祐司の娘・しおりを演じた絢音さんの存在。絢音さんは「伊藤さんは優しくて、待ち時間にいろいろお話したりして、楽しかったです」と笑顔を見せた。

そして、伊藤さんが「これがあったから乗り切れた」と語るのが木村さん特製の“キム鍋”。現場で木村さんが大鍋で料理をふるまったとか。だがこの日、木村さん自身は仏頂面で「実はプロデューサーによると、僕は“関西人で不景気そうな顔”だから選ばれたらしいです。伊藤くんには『太った、太った』言われるし、もうボロクソです」と少しすねた様子で語った。

救助するハイパーレスキューの側も、撮影の条件は相当過酷だった模様。祐司の兄でレスキュー隊を率いる静馬役の内野さんは「すさまじい台風ということで、現場で巨大な扇風機で風を起こすんですが、そこで弾かれた水滴が当たると痛いんです。芝居どころじゃなかったですね」と思い返した。

副隊長の宮内を演じた山本さんも「一言で言うと、長かったです。撮影前から、撮影開始後も…」としみじみ。

ハイパーレスキューが属している消防機動隊の本部長・真柴を演じた杉本さんは、後方での指揮官という立場上、あまり肉体的な苦労はなかったと言うが「内野さんと台本6ページ分をワンカットで撮るシーンがあり、『うそだろ!?』と思いつつ演じました。途中で『黙れ、篠原!』と言うべきところを『黙れ、真柴!』と言ってしまいまして…。何とか内野さんに引っ張っていただきました」と苦笑交じりに語った。

祐司の妻・由美に扮した桜井さんは「完成した作品を拝見して、改めて自然災害の恐ろしさを感じました。自分がその状況になったとき、何を考えて何を守るのか、と考えさせられました」と真摯な表情で語った。

そして、香椎さんは気象庁の予報部員・海野を演じた。専門職ということで「セリフが難しくて大変でした」と語る香椎さん。加えて、やはりほかの俳優陣と同じく過酷な現場だったようで「雨が止んだ瞬間に飛び出して『いまです!』と言うシーンがあるんですが、雨は降ってなくても風のせいで砂がぶつかって痛いし、口に入るし大変でした」とふり返り、撮影を終えてホッとした面持ち。

原作の小森さんは『海猿』シリーズに続いて陸上でのレスキューの物語を着想した背景について「実は、海のレスキューと、陸のレスキューの方々は、現場の者同士ですごく仲がいいんです。潜水士さんたちと一緒の場でハイパーレスキューの方々ともお会いする機会があり、話をうかがったのが本作のきっかけの一つです」と明かし、作品については「とにかく凄まじい映画です」と太鼓判を押した。

キャスト陣がそれぞれ、撮影時の尋常でない苦労を語ってくれたが、水田監督はと言うと「僕自身は苦労していません。消防庁の協力があって、万全の準備をしましたので、撮影はスムーズでした」と余裕の表情。伊藤さんが「スムーズでしたけど本当に大変でしたよ…」と怒気をはらんだ声で語ると会場は再び笑いに包まれた。

この凄まじい苦労の末に築かれた物語はいかに? 『252—生存者アリ—』は12月6日(土)よりサロンパスルーブル丸の内ほか全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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