鬼メイクで登場の染五郎を阿部サダヲが褒め殺し! 『朧の森に棲む鬼』完成披露試写会

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『朧の森に棲む鬼』完成披露試写会の舞台挨拶に立ったキャスト・スタッフ陣
  • 『朧の森に棲む鬼』完成披露試写会の舞台挨拶に立ったキャスト・スタッフ陣
  • この日の染五郎のメイク、髪型、服装、そして日焼けにつめかけた観客はびっくり
  • 染五郎を褒めて、褒めて、褒め倒した阿部サダヲ
最新のデジタルシネマの技術を駆使して演劇を収録し、映画館で上映するという新しいスタイルのエンターテイメントとして注目を浴びる“ゲキ×シネ”。その第5弾として10月6日(土)より全国のスクリーンで公開されるのが、東京、大阪の公演で7万人を動員した「劇団☆新感線」による傑作舞台を15台のデジタルシネマカメラで撮影した『朧の森に棲む鬼』。8月21日(火)、本作の完成披露試写会が開催され、舞台挨拶に主演の市川染五郎、阿部サダヲ、真木よう子、そして本作の舞台をはじめとする「劇団☆新感線」の作品の演出を務めるいのうえひでのりが登壇した。

染五郎さんはなぜか真っ黒に日焼けして、“鬼”をイメージしたメイクと斬新なファッションで登場し、「この日のためにサイパンで日焼けしてきました。(服は)普段着です」と笑顔で挨拶。舞台上で躍動する自身の姿を、映像で観た感想については一言「僕、かっこいいなぁ、って(笑)」。染五郎さんが演じた、嘘と甘言で野望のままにのし上がっていくダークヒーロー・ライについてはこう語る。「ライは、与えられた才能を悪い方向に使った男ですが、天からであれ、悪魔からであれ『お前はこうなんだ』という声に対して、ここまで徹底的にやりつくせるものか、と恐ろしさを感じました」。さらに「“大嘘つきの男”ということは承知の上でみなさん観にいらっしゃるわけですが、そうした中で嘘の瞬間をいかにスリリングに見せるか、という部分に注意しました。それが上手い方向に転がっていったときには、全てを支配したような不思議な感覚に襲われましたね」と語ってくれた。

ライが乗っ取りを企むエイアン国と激しく対立するオーエ国で、女ながらに一党を率いるシュテンを演じた真木さん。映像に映る自身を見て「共演者の方々がすごい方たちだったので、映像で観て自分が情けなくなっちゃいました…」と苦笑い。「これまで2〜3本の芝居に出演しましたが、『新感線』の舞台はどの舞台とも違って体力勝負で…。1日2回公演をやってるうちに『人間、がんばれば4回でも5回でもできるんじゃないか?』って気になってきました(笑)」。俳優陣が舞台を所狭しと走り回って生まれた躍動感は、映像でもしっかりと体感できるので要チェック!

演出のいのうえさんは“ゲキ×シネ”として映像に生まれ変わった本作についてこう語る。「舞台では、なかなか表情の細かいところまでは見えないですが、カメラがそこをしっかりと捉えてくれています。『あぁ、こんな芝居してたんだ』とか『ここで泣いてたんだ』と、僕も知らなかった表情をしている人がいっぱいいます」。物語に関しても「シェークスピアの『リチャード3世』や『マクベス』をベースに、骨太な人間ドラマに仕上がっています」と自信をのぞかせた。

染五郎さんを指さしながら「(メイクと衣裳が)こういうことになるって聞いてなかったので驚いてます。僕は6時半入りですが、彼は4時入りだそうです」と語り会場の笑いを誘ったのは、ライの弟分・キンタを演じた阿部さん。続いて尋ねられた映像を観ての感想、染五郎さんと共演の感想では、ともに「染五郎さん、かっこいいですねぇ」としみじみ。これに隣の染五郎さんは「いや、どうもどうも」とペコリ。舞台裏でもこうして互いを褒め合い、「傷をなめ合っている」(染五郎さん)のだとか。「新感線」の舞台について「自分の劇団ではできないことをやらせてもらえるので気持ちいい」と語る阿部さん。今回の劇中で見せる花道の疾走もかなりの快感だったという。そんな阿部さんが語る見どころは2点。「『新感線』の芝居でカメラが入る日には、僕はなぜか必ず刀を落としてしまうんですが、今回も落としてます。上手く編集されてますが、最初のシーンで落としてますんでそこを『あ、ここだ』とチェックしてほしいです。それから、最後のシーンの染五郎さんの表情。ゾクッとする顔をしてますので、ご覧になった方は『すごい顔してるから』と広めてください」と語ってくれた。「映画館で観る価値がある作品」と染五郎さん、いのうえさんが口を揃える『朧の森に棲む鬼』は10月6日(土)より全国にて公開。
《text:cinemacafe.net》

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